2022年は幸いにも双六岳と奥穂を登る事ができた。その調子で2023年には雲ノ平(or薬師岳)、槍ヶ岳、北岳、東北の名山などに登るつもりで思い描いていた。あわよくば2024年に赤石岳とかチャレンジしたい、そのためにはこの山域は必須だな、なんて皮算用していた。されどなかなか思い通りに行かないものだ……。
乗鞍岳から下山した晩に信州の某ビジネスホテルで首の圧迫(+脂汗)を感じて、真夏のドクター・ショッピングが始まった。最初はホテルの部屋を思いっきり冷やしてその症状が出たので冷房病かとタカを括っていた。
医師によって見解は異なり、実はまだ病名がハッキリしていない。でも、もしホントに循環器系の病気なら8月の阿弥陀岳(10月の槍ヶ岳も同様)に登れなかった気もするし、モヤモヤが続いている。よく分からない症状にたびたび苛まれているので内科に通院している。
それでも図々しく雲ノ平に行けないものか地図を見ながら、計画を練っていた。正確に言うと、どこでどう泊っても3泊で下山できそうな自信はなかった。やっぱり4泊はmustだろう。折角、雲ノ平に行くのなら鷲羽岳か水晶岳、黒部五郎岳そのどれか1つには登りたい。夏山で3泊もした事ないので、そもそも体力が持つのか、それが甚だ疑問だった。前屈みの姿勢でグルグル考えているうちに、ズキンズキンと腰が痛くなってきた。ストレスで腰痛になるものか、これも不思議な症状だったけどとにかくこの夏の裏銀座が遠のいてしまった。
そんな事情もあって、今年は車山高原を何度か歩く珍しい夏山になった。北八ツの縞枯・茶臼も黒斑山も雪山で登ったヤマであって、夏にしっかり歩くのは初めて。お陰で今年は今年で新鮮な夏山になった。まあ、こんな夏もあっていい。
以下、写真を1枚ずつ紹介。個別の旅ブログはまたいずれ書いていくつもり。
●7月:上高地と乗鞍岳
●7月:車山(蝶々深山)と北八ツ(縞枯・茶臼)
●8月:南八ツ(阿弥陀岳)と車山(ゼブラ山と山彦谷)
●8月:開田高原と木曽御嶽山(8合目まで)
宿で見つけたタオルで御嶽海の出身地は御嶽山の麓なんだと知った。
●9月:黒斑山
蛇骨岳で撮った一枚。ガスに煙っているのが浅間山。
●9月:車山(鷲ヶ峰)
この先にトリカブトの大群落が待っていた。
●10月:槍ヶ岳
今夏に3回も歩いたので車山についてちょっと補足。なだらかな山域なのでスノーシューで歩くと楽しい。冬山としてたまに出掛けるけど、夏山としては10年振り。しかも、10年前は膝の前十字靭帯を切ってグラグラ、松葉杖を外した直後にヨボヨボしながらコロボックル・ヒュッテまで歩いた程度だった。なので、その先の夏景色を足で確かめた事もなく、夏道としてはどれも初めてのルートばかり。
7月: 車山高原~物見岩(往復)【波線】
8月: 八島湿原→ゼブラ山・山彦耳→車山高原【実線】
9月: 車山高原→沢渡→鷲ヶ峰【一点鎖線】
<車山の登山ルート>







