時期: 2022.12.初旬

初日: 湯谷温泉の散策のみ

 

<閑散としたJR湯谷温泉駅>

 

コロナ時代になってから、愛知県新城市をちょこちょこ歩くようになった。でもエリアとしては旧鳳来町が多い。阿寺の七滝、鳳来寺山、長篠城、そしてここ湯谷温泉駅や三河川合駅周辺もそうだ。この辺のことは、別ブログにまとめている。

 

※参考ブログ


JR飯田線で飯田から豊橋まで南下していくと、この界隈の川が特徴的なので歩いてみたかった。ちょうど温泉宿もあるので全国旅行支援の時期に1泊して、翌日は乳岩を歩く事にした。

 

<終わりがけの紅葉、川沿いの紅葉、赤い橋>

 

 

 

温泉街っていろいろあるけど草津温泉とか渋温泉のように雰囲気が漂っているところは極めて稀だ。鄙びた温泉地が多い。正しくは閑散としているって書くべきなんだろう。

 

12月なので山里の紅葉もほぼ終わり。赤い橋の方が目立つ格好だった。川向うも1周してきたけど冷えてきたので早々にチェックインしよう。

 

<宇連川は板敷川(3)>

 

 

 

ここは宇連川。この辺りは川底がホントに浅くて、しかも岩肌の色合いが透けて見えているのが特徴的で、澄んだ茶色の中にところどころ緑色も混じっている。板敷川とも呼ばれている。鳳来峡って名前もここを指すようだ。もう少し下流の長篠城のすぐ南側で豊川と合流する。

 

<宇連川べりの温泉宿(2)>

 

 

この日は夕方に温泉街に着いてゆっくり温泉に浸かる。

 

夜は夜で川向こうに林があってその漆黒と薄明るい空の対比が綺麗だった。ちょうど満月に近い大きな月明かりがあって、その光が湯舟にユラユラとたゆたっていた。湯舟の水面が常にゆっくりと揺れているので、月明かりの軌跡もブラウン運動のように動き回って落ち着きがない。川べりの温泉にゆっくり浸かれるなんて非日常のゼイタクなので、ついつい長湯になってしまった。