今日と明日は思いっきり季節がズレている、5月のヤマ旅。


時期: 2023.5.下旬

行程: 伊勢神バス停(9:55)→迷う→駐車場で登山口発見(11:05)→大多賀峠(11:25)→山頂(12:30)→休憩→富士見平(13:15)→山頂→大多賀峠→駐車場(15:10)

 

2022年3月、富幕山の山頂で出会った方から三遠地方のオススメの山としてこの寧比曽岳(標高1211m)を教えて頂いた。ネットでチェックすると手近な雪山として魅力ありそうだった。それはそれとして、先ずは新緑の頃に訪れてみたい。それでこの時期をチョイスした。

 

ただ、車を使わない登山者としてはこのヤマは厄介。バスでのアクセスが難しく、とよたおいでんバス・伊勢神バス停から歩ける事は分かったのだがどうもハッキリしない。取り敢えず豊田市で前泊して、香嵐渓でバスを乗り継いでここに辿り着いた。

 

<伊勢神バス停、東海銀行って過去形なんだけど>

 

 

この絵図は読めない。しかも、看板を作ったのはどうやら東海銀行の関係団体らしい。でも東海銀行が三和銀行に吸収されてUFJになったのはもう20年以上も前の事。案内板をずっとメンテンスしていないエリアなんだろう。こりゃあ、バスでここから踏み込む人は少ないなと直感した。ここは東海自然歩道に近いのだが、そのルートに乗っかるまでが大変。遠州の龍山村でも東海自然歩道には苦労させられたけどここでも手ごわいかも。

 

舗装道路の坂道を延々と上がっていく。40分くらい登って分岐あり。右と読んだものの10分歩いて撤退。戻って左へ。たまたま仕事で来ていたサラリーマン風の男女いたので訊いてみると、まだまだ先だと分かりガッカリ。

 

舗装道路を歩いて70分、駐車場にいた年配の男性に質問。すぐそこが東海自然歩道だと分かる。伊勢神宮遥拝所なる所も丁寧に教えて頂いた。助かった。もう嫌気が差していたので、この日はそのまま撤退しようかと逡巡していたのでホントに助かった。

 

<ようやく見つけた東海自然歩道、太多賀峠登山口>

 

 

教えてもらう中で、太多賀峠の下方(北)に伊勢神宮遥拝所があるとの事。三河から伊勢方面が望めるのだろう。そうか、伊勢神バス停って伊勢神峠の近くでそもそもの云われは遥拝所だったのか。以下がサイトに分かりやすいイラストが載っている。

 

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旧トンネルの手前右側に、駐車スペース(約20台ほど可能)があります。そこから頂上の遥拝所までは約20分で行きます。天気が良ければ、伊勢湾が見えます(ここから伊勢神宮を拝みます)。

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※出典

http://asuke.info/blog/entry-2974.html

 

しばらくすると、その男性が後ろからやって来た。しかも目的地は同じだったので、同行させて頂くことにした。ほどなくネットで見た太多賀峠登山口に至る。一番便利な駐車場はこの東側にあるので、車で乗り付けるなら僅か40分で山頂をゲットできるヤマなのだ。

 

<幅広のシダは珍しい、ピンボケのツツジ>

 

 

この男性はなかなかの強者で日本百名山を65才で達成された方。トムラウシに日帰りで登ったってどんな体力なんだろう。流石にヤマのプロは違う。私がずっと躊躇っていた石鎚山には迂回ルートがあるとか、高妻山より戸隠山の方が怖いとか教えて頂いた。バスで椹島に着くまでで腰痛になりそうなので、私には一生行けないだろうと思っていた山域、南アルプス・赤石岳についても聞いてみた。

 

装備もしっかりされている。その方にとっては慣れた地元のヤマ(寧比曽岳)であってもGPSと国土地理院の紙地図を両方とも持参されていた。他に自転車や釣りの趣味もあるとかで羨ましい。

 

<新緑が眩しい(3)>

 

 

 

6枚で1組になりそっくり返った新芽を指して、百名山制覇のプロが「これが馬が酔っぱらった木」と教えてくれた。でも素人は鈍いのでピンと来ない。アシビと言われてようやく納得した。馬酔木が思いっきり群生しているヤマに登った記憶はあるのだが、どこのヤマだったか思い出せない。崖地を下ったのは乾徳山だったか?

 

もう1つ目立ったのがコアジサイの葉で、あと半月もすれば青い小花が咲くんじゃないか。

 

<コアジサイの葉っぱだろう>

 

尚、愛知県豊田市の地名には足助とか拳母など読みにくいものが目立つ。それは以下ブログに整理してみたのでご参考まで。

 

※参考:弊ブログ