門谷小学校の隣りには鳳来寺高校の正門があった。こちらも雰囲気が良い。両側から木の緑が覆いかぶさって来る。高校生が、毎日のように緑のトンネルを抜けて校舎に入っていくのは気分が良かっただろう。自分の母校は無機的な校舎だったので、猶更そんな事を感じた。

 

ここも2011年に閉校になっているが、とにかく味のある校門だ。調べてみると、隣りの門谷小学校と同様にやっぱりドラマのロケ地になっていた。2013年にテレビ東京「みんな!エスパーだよ!」がここで撮影したとか。

 

<鳳来寺高校の校門(3)>



 

 

赤い花なのか実なのか、ヘリコプターみたいな形をした小さなモノがモミジの若葉にたくさん付いていた。調べてみると実だった。この風景はつい先日(2021年4月)の宮路山と同じだな。

 

<モミジ(2)>

 

 

驚いたのは、その近くに赤じゃなくて白い色をした実を付けたモミジがあった事。こちらは初物だ。モミジの種類が違うのか、それとも白いのが徐々に赤く染まっていくものなのか。

 

<モミジの白い実を初めて見た、オダマキ>

 

 

バスの時間までまだまだある。門前に面した椅子に腰かけて、玄米団子を1串食べてみる。美味しい。玄米と言うほどには硬くない。気さくなご主人としばし会話した。途中で麦わら帽子の年配登山者も通りがかって話に加わる。cafe店内には大判の写真が何枚も飾られていた。若々しいプロの写真家さんだけに、なかなか味のある写真を拝見する事ができた。インドを3~4回ほど旅されている方でそんな話もしてみたかった。

 

<写真café月光にて(2)>

 

 

日帰り旅でブログを5話も書く事ができるなんて中々ないな。おそらく初めてじゃないか。いろいろな写真も撮れたし、それだけ内容が濃かった奥三河・鳳来寺山の旅だった。

 

それに、この旅が以下リンクの展覧会に繋がっていったのも不思議な縁だ。