(あめかぜを ぬけてさくらや あらいがみ)
原谷苑は、戦後入殖した原谷開拓団より、村瀬氏が隠居地として
土地を譲り受け、桜を植えた事に始まります。
現在、村岩農園四代目が管理運営されています。
友人に親戚筋に当たる村瀬氏がいましたが、
60代で亡くなりました。
若い頃、世界各国を旅し、
アフリカで出会ったイタリア女性と恋に落ち、
イタリアの彼女の自宅迄行ったそうです。
人と会えば必ず笑顔で接するのは、
放浪の旅で幾度も危険な目に遭ったんだろうと想像します。
生きた英会話を駆使する、彼の観光ガイドは好評でした。
4月9日の撮影ですが、紅枝垂れ桜は八分目くらいの開花でした。
夜は春の嵐でしたが、満開前が幸いして
花は見頃に向かっていました。
木瓜(ボケ)の赤が印象的です。
営業中ですが、身内で花見を楽しんでおられた頃の名残りですね。
三つ又に分かれた枝先に花をつけます。
樹皮は、和紙や紙幣の原料になります。
キレイな花なのに、「ボケ」という名が可哀想 ‥‥‥ 。