(かみわたる はしなりうめが さきしめす)
楼門前に縁結びで知られる相生社があります。
「連理の賢木」(れんりのさかき)は、2本の木がくっついて
結ばれています。
祭神は産霊神(むすびのかみ)で、宇宙の生成力を神格化した神です。
むすびの「むす」は、苔むす等、発生する事を表し、
息子・娘のむすも同じです。
と、すると子宝にも恵まれそうですネ!
細殿御所は、歌会、茶会などが行われます。
御手洗川に輪橋(そりばし)が架かっています。
井上社(御手洗社)は、井戸の井筒の上に祀られていて
禊ぎ、お祓いの神「瀬織津姫命」です。
御手洗池の底からの水泡をかたどったのが、御手洗団子です。
中門を通れば、それぞれの生まれ年の干支社を詣でます。
上賀茂神社の祭神、賀茂別雷神の祖父と母が祀られています。
祖父の賀茂建角身命は、神武東征の道案内をした八咫烏です。
咫(あた)は親指と中指を広げた長さで18cmくらいですが、
八はいっぱいの意味ですので、とても大きいという事になります。
三本足の烏は、揚子江流域の農耕民の太陽信仰で、
朝の太陽、昼の太陽、夕方の太陽を表します。
日光菩薩の持つ日輪にも、三本足の烏が描かれているのを目にします。
熊野信仰でも八咫烏が出てきますが、蹴鞠の名手藤原成通は、
50回も熊野詣でをしており、蹴鞠の技を奉納してます。
八咫烏は、サッカーのシンボルになる訳ですネ!
陶器製の滑車ですが、戦時中の金属供出のせいでしょうかね?