日吉大社 冬 | cvq243のブログ

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 (がっしょうの とりいあおぎて やまさむし)

 

 日吉大社の山王鳥居です。

 

 明神鳥居の上に、山(字と形)が置いてあります。

 

 山と言えば比叡山の事で、祭神の大山咋神が比叡山の地主神です。

 

 松尾大社の祭神も大山咋神ですが、関連に興味がそそられます。

 

 もう一つの祭神は大己貴神で、大津京の時に大和の三輪山から勧請されてきました。

 

 西本宮に大己貴神、東本宮に大山咋神で、社殿は共に日吉造で国宝です。

 

  

 西本宮

 

 浄域との結界の柵が、山王鳥居のデザインでシャレていました。

 

              真猿    

 

 真猿は魔が去るで、日吉の神の神使いです。

 

 山と里を自由に行き来する猿は、

 

 人々の願いを山の神に届けてくれると考えられたのでしょうね。

 

 山王神道は自然崇拝から始まり、天台教学に肉付けされて

 

 日吉、日枝、山王などの名前で、全国に3800社あります。

 

 天台宗の「三諦即一」(さんたいそくいつ)思想を表しているのが「山王」の文字です。

 

 「山」も「王」も三本の線と一本の線で作られている字です。

 

 「空」「仮」「中」の三諦は本来一体のものであるという思想です。

 

 空諦 ーーー 全ては空である

 

 仮諦 ーーー 全ての現象は仮の現れ(有)

 

 中諦 ーーー 空と仮を離れた絶対的真理、中道が第一義

 

 宗教哲学の世界ですので、修行もしてない私の語る事ではないですね。