朝鮮半島の非核化は何を意味するのか?
よく言われるのが、ソ連崩壊のアジア版という
ことで、
「冷戦の終結」ということだけれど、
しかし、考えてみるとこの北朝鮮、韓国の
冷戦は、
実は中国・北朝鮮 対 連合軍(米国)
の冷戦だったのであり、
韓国はその当事者ではないという事実
が明確にあって、
それじゃあ、何で
韓国の大統領がこの和平交渉の音頭
を取ったのか?
という疑問があるのだけれど、
これは、
トランプが影で韓国大統領に仕向けさせた
という見方があって、
アタシはこれは事実と認識。
一方、あれほどの全体主義国家、
北朝鮮がなぜ、和平に歩みよったのか?
これは、
米国の守旧派+イスラエル(ネタニヤフ派)
の凋落によるところであって、
その支配下にあった金王朝が生き延びる
ための作戦であり、
結局は、
米国のトランプ(軍事政権) 対 守旧派(ネオコン)
の米国内戦情勢が、
朝鮮半島でその一端を露出した
ということです。
現在はトランプ派が優勢に事を進めている!
こう見てくると、
一体朝鮮半島とは何なのか?
という疑問が強く湧いてくるわけだけれど、
哀しいかな、
・中国の植民地としての歴史的巨大な影、
・極東進出のロシアの歴史的野心、
が見て取れるのです。
考えててみれば、
中国も中共による独立以前の清朝は
欧米の傀儡政権、そして分裂国家の歴史
であり、
それが、民主化という名のもとに、国民党、
共産党の国共内戦の結果が今日に至った
のですが、
共産中国は実は米国が大きく肩入れした
結果成立したのであって、
東西冷戦の役者に過ぎなかったのです。
ロシアは、欧米に対立するロマノフ王朝が
共産勢力により侵略!されてソ連が成立し、
そして、再び、ロシアに回帰。
そもそも、冷戦の発端は、
日露戦争→ロシア革命にあって、
欧米に対立するロシアを崩壊させて、
共産主義 対 資本主義 という
冷戦構造による、
世界各地での分断と戦争によるカオス
を仕立て、
スクラップ&ビルドをあちら、こちらで
仕向け、
混乱の内に金融を支配し、
その虚構を制度の複雑性、改正、
そして、組織の独占(国連が牙城)
さらに、
論理、主義という思想、政策で
もっともらしく権威づけ、
情報操作により、
国民国家を形成して国民を篭絡
する、
こういうシステムだったわけです。
そういう狭間に、
属国としての歴史のみを刻んできた
朝鮮半島は、
地政的には独立国家が成立する
地域となり得ない。
これが歴史的事実です。
そして、中国とても同様で
分裂国家、異民族支配の歴史の
繰り返しで、
現在の共産中国は、
創られた偶像を演じているだけで
あり、
ただ、その歴史的な民族性から、
新旧の勢力への内股膏薬ぶりには
長けていて、
それゆえに、
内部での政争は熾烈を極めていて、
しかし、
その素性は統一には遠く
及ばず、
やがて、ベクトルはその方向に
集約されていくことでしょう。
このような歴史的な経緯の中で、
日本も明治以来の欧米の牙城
としての役割を強制され、
それが、
中国侵略、朝鮮半島侵略、
日露戦争であって、
極東支配の扇の要
だったわけです。
その要は、一方で
大きな富を生むジパングとして
欧米の金づるであり続け、
今日に至っているのです。
朝鮮和平、統一の動きに関しても、
当然、極東支配の要である日本
は、
大いに富を簒奪されることは自明
であり、
朝鮮半島同様に、いやそれ以上に
米国内戦の主戦場であり、
アベ~自公政権を完全に掌握して
いる米国守旧派の牙城として、
トランプが仕掛ける、
朝鮮半島和平(=守旧派支配の乗っ取り)
から、
いよいよ、
その余勢をかって、新たなる日本支配
が目論まれていて、
それは、
日本の富を今以上に簒奪する!
そういう目論であるとアタシは
見ているのです。
その尻馬に乗るのが、
ロシア、中国であり、
その尖兵として利用されるのが
朝鮮半島の国家
という図式ではないでしょうか?
そういう視点でアタシは、
日本は未曾有の危機にあると
見ているのです。