クオ・ヴァディス 第20巻(完結) (マンガの感想)
10年に渡る連載もついに最終回です。
と、同時に新谷かおる先生ご本人(この作品では原作者)が連載されていた「クリスティ・ロンドンマッシブ」も連載を終え、4月26日に休筆宣言。
二つの意味で終わりを迎えた作品になってしまいました。
・・・新谷先生の休筆宣言は、とても残念です。
まあ、一旦、新谷先生のお話は次回にするとして、「クオ・ヴァディス」の完結です!
・・・・・
自然繁殖できなくなった人類を滅亡から救うべく(その分岐点を知る為)、過去にタイムトラベルした8人の科学者達。
無事過去に辿り着けたもの、旅の途中で亡くなったもの。
・・・その生き残りとなった、最後の二人、フレイア教授とオーディン。
その二人の長い旅の末、辿り着いた答えは。
「(あなたは)どこに行くのか?」
タイトル通りの結末と言う事でしょうか?
・・・
個人的には、あのラストの先が読みたいと言うか、その先の世界が知りたいと思うのは私だけでしょうかね?
・・・結局、全ては謎のままなんですよね。
今年の秋口に、番外編が発表になるので、もう少し、謎が解明されるかも知れませんが(^^;
さて、
何故?人類は自然繁殖出来なったのか?
過去に何があったのか!?
・・・これは、まあ、判らなくてもOKかな?まさしく、今、歩んできた事、全てが新しい未来に続く。
繰り返しますが、タイトル通り、「あなたは、どこから来てどこに行くのか?」ですもんね。
でも、個人的にジレンマが残るのが、
一番は、イエスは最終的に何がしたかったのか?
ですかね?
キリスト教に関わってくるので、いろいろと面倒な事もあるかもしれませんし、シドが絡んできた時点で、全ては、シドの手のひらで踊っていただけとも解釈できますが。
個人的に宗教ネタって興味あるんですよね(^^;
星野之宣先生の「妖女伝説」の中の「砂漠の女王」
この作品のインパクトが強すぎて、この作品でも「キリスト教」がテーマの一つになった時、新谷先生が「キリスト教」をどう論するのか楽しみでした!
・・・結果としては、正直、いまひとつでしたが。
まあ物語には、直接関係の無い展開になったので、それはそれなんですが。
しかし、となると、ルーたちの存在は何だったのでしょうかね?
イエスと寝た女。
ヴァンパイヤー達を狩る存在。
また、「ソロモンの指輪」も何だったのでしょうかね?
・・・シドが全部、裏で操っていたとしたら、まあ、それで、全部答えが出てしまうだが・・・。
個人的には、ジェニングスに何か秘密があるのではと思ってたんです。
結局、何も無く、人の良いオジサンでしたね(^^;
エンディングへの転機を迎えるキャラにはなりましたが、あのままの方でしたね。
実は、ジョセフでは無いかと疑っていたんですけどね(^^;
「ソロモンの指輪」を始め、ジョセフもまた、歴史に干渉していたのか?
或いは、只、オーディンの側に居たかったのか・・・。
「謎!課題!何もかも山積みだ!」
最終回のフレイア教授の言葉そのままですね(^^;
この辺りは、語り始めるとキリがありません。
また、こんな些細な事は置いておいても、10年間楽しませてくれました!
とりあえず!お疲れ様でした!!!!!
絶対に次回作!期待しています!
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