2026年5月7日
TL1000Sのフロントマスタシリンダの
オーバーホールとキャリパーピストンの
揉み出しとエアクリーナーのチェックをします

フロントブレーキのタッチがイマイチなので
フロントマスタシリンダのオーバーホールをします

TL1000Sのフロントマスタシリンダ径は14mmです
作業手順は
1) リザーバータンクのフルードをスポイトで吸い取る
2) ブレーキレバーを取り外す
3) ダストブーツに潤滑剤を吹きペンチで引き抜く
4) フロントマスタシリンダの下にタオルを置く(フルードが溢れるから)
5) サークリッププライヤー(穴タイプ)でサークリップを引き抜く
6) フロントマスタシリンダ内を柔らかいウエスで清掃
組み戻し作業手順
1) 取り付けられていた状態を間違わずに組み戻す
2) ピストンシールにシリコングリスを塗る
3) マスタシリンダにピストンを挿入する
4) サークリップの向きを間違えない様にと強く握り過ぎない事
5) マスタシリンダのピストンを奥まで押し込む
6) サークリップをシリンダ内の切り欠きまで押し込む
7) サークリップが切り欠きに入りカチッと音がするのを確認する
8) ダストブーツのサークリップ接地面にシリコングリスを塗る
9) ダストブーツをシリンダ内に収め爪楊枝の
尖ってない方で押し込みサークリップに密着させる
10) ブレーキレバーを取り付ける
エア抜き手順
1) リザーバータンクをフルードで満たす
2) 最初はキャリパーのブリーダーバルブは閉めたまま
3) ブレーキレバーを1/3ほど握りを繰り返す
4) リザーバータンク内にプクプクと気泡が出てくるのを待つ
5) 5分程上の作業をしたらブレーキレバーを握ったまま
ブリーダーバルブを開放しフルードと気泡が出たら
ブリーダーバルブを閉めブレーキレバーを開放する
6) リザーバータンクからフルードが無くならないように注意
6) ブレーキのタッチが固くなるまで上の作業を左右の
キャリパーでする(エア抜きはマスターに遠い方から)
上の作業を20分以上してもエア抜きが出来ない場合
1) マスタシリンダのダストブーツの隙間から
エアを吸ってる可能性があるので
ダストブーツを破らないように取り外し
マスタシリンダ内を密閉させるように取り付ける

品番 24443 マスターシリンダー リペアキット 定価2420円税込み
ですがヤフーフリマで1800円送料込みで出ていて更に50%引き
クーポンを使えたので900円送料込みで買う事が出来ました

左) 取り外したピストン 右) 新品のピストンキット
取り外したピストンはダストブーツは破れサークリップは
サビサビでスプリングも若干縮んでいてピストンシールも
外側の方は窄まって小さくなってました。これが原因?

余りにもギクシャクが酷いのでエアクリーナーボックス内の
エアファンネルにインジェクションコンディショナーを吹いてみます

エアクリーナーは、ほぼほぼ新品でした

キャリパーピストンを揉み出しします
4ポッドキャリパーなので2ピストンずつ
メンテするため木っ端を26mmに切り出し
つっかえにしピストンツールを使い作業します
作業をして気づいたこと
1997年当時のキャリパーの精度の悪さに驚きました
キャリパーピストン揉み出しの際、出過ぎたピストンを
戻す時ピストンが斜めになってしまいピストンが戻せません
手で押してもダメピストン戻しを使っても戻せなかったので
ウォータープライヤーでピストンを握ったらカコッと音と
共にピストンが正しい位置に戻りピストンを押し戻せました
1988年NSR250R MC18のニッシンのキャリパーでは
こんな事は無いのでトキコのキャリパーが悪かったのでしょう
汚名を晴らすために言っておくと2007年GSX-R1000 K7の
トキコのラジアルマウントのキャリパーは我が人生の中で
最高、最強のブレーキでした。15年6万キロ乗って1度も
ロックしたこと無く不安を感じたこともありませんでした
街乗りからハイスピードレンジまでカバーし速度域が
上がれば上がるほど食いつくようにブレーキが利きますが
そこに不安要素や恐怖も無く安心しかないブレーキでした