ここの物語は、2年前まで事務職しかやったことのなかった
平凡なシングルマザーだったえむこがとあることをきっかけに
職業婦人として活躍するべく奮闘している物語の続編である。
最初の一歩が知りたい方はこちらから→☆☆☆
へっぽこ奮闘記の第一話はこちらから→♪♪♪
名前も決まった
ノロウイルス対策キット「エコララノロクリーン」
この子の親戚、エコララクリーンは
すでにノロウイルスの菌の不活化に成功していた。
それでは、エコララノロクリーンも検査した方がいいんじゃない?
そう思った方、ご安心ください。
エコララノロクリーンがノロウイルスに効くという事が
そう思った方、ご安心ください。
エコララノロクリーンがノロウイルスに効くという事が
第三者からでもはっきり分かるよう
公的な検査機関でお墨付きをもらう。
これは最初から検討していた事項である。
今回は「ノロウイルス対策キット」なので
原価が上がっても「もっと強力」なものにするために
濃度を100倍から50倍にパワーアップ!!!
これでもう絶対検査でお墨付きは間違いなし!!!( ̄▽+ ̄*)
そう思って
「前回は100倍だったけど今回は50倍でやってねー」
と検査の申し込みをしたえむこに
またもや試練が待ち受けていた。
検査センターよりの返事である。
件名【検査について】
えむこさま
お世話になります。
○○分析センター チョメチョメです。
メール確認致しました。
整理させてください。
◆ 検体
以前材料メーカーが同じ材料で試験をしていますが、
商品名が変わるため同じ試験をお願いします。
とご連絡を頂きましたが、そのような認識で宜しいでしょうか。
まったく同じ場合、,50倍希釈液は検体濃度がさらに高くなるため,
細胞毒性が前回よりも強くなる可能性があるため、
検体について今一度、ご教示頂けますでしょうか。
(中略)
◆ ウイルス不活化試験
ウイルス液は当時と同じものがありません。
今あるウイルス液を使用した場合,
過去と同じ試験内容では同じだけの差は見れない可能性がございます。
さらに,細胞毒性が強い程,対照(精製水)との差を確認できなくなります。
(中略)
予備試験を実施後、今後の進め方について
改めてご相談させていただきたい旨、ご連絡させて頂いた次第です。
よろしくお願いいたします。
・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・
わからないーーー!
まったくわからないーーーーー!!!!!
(>_<)
検体濃度、
細胞毒性、
検体、
ウイルス液、
対照・・・
何がノロで何がエコララなのか?
さっぱりわからん。
諦めきれずフレーズをググったりもするが、
難しい論文がずらーっと並んでいるだけで
気分が萎える・・・
なんか、「50倍じゃだーめよ」オーラは感じるが
なんで、どうして、ダメなのかがさっぱりわからない。
「バカなの?私、バカなの?」と泣きそうになりながら
頭のいいちゃんコさんならわかるかも?思い
転送してみるが
「わかんないよ、そういう時は聞いてみな?
教えてください、って聞くんだよ」
そうですね…
聞くは一時の恥、聞かぬは一生の恥どころか
一人プロジェクトの失敗につながる。
一人プロジェクトの失敗につながる。
「何よ、このおばさん、
そんなことも知らないで検査依頼してきたの?
めんどくさいわー」
と冷たい対応をされるんじゃないか?
小心者のえむこ。びくびくしながら
「ごめんなさーい。不勉強でさっぱり理解ができますぇん。
なんで検体濃度が強くなると細胞属性が強くなって
それでやると…最悪、どうなるんですかね?」
的な内容のメールを打つ。
びくびくして待つこと8時間。
お返事をいただいた。
えむこさま
お世話になります。
○○分析センター ちょめちょめです。
メール確認しました。
失礼かと思いますが、試験設定から整理させて頂きたい思います。
◆ ウイルス不活化試験
試験ですが、
検体にウイルス液を接種したもの(作用液)を一部採取して細胞に接種します。
生き残ったウイルスがいなければ,細胞は正常なまま,
生き残ったウイルスがいれば,感染した細胞が観察されます。
細胞毒性は細胞に対する毒性ですので
細胞がもともとの大きさより小さくなったり、
死んでしまうことを指します。
つまり、予備試験を実施せずにウイルス不活化試験を実施して
感染された細胞が確認された場合
・ウイルスが感染して細胞を破壊した
・細胞毒性が強く、細胞を破壊した
いずれか、あるいは両方が要因となります。
このような結果となることを避けるために
予備試験を実施して、
細胞毒性がない濃度、
つまり、試験を実施して細胞破壊が見られた場合は
ウイルスが細胞に感染したことを確認できるように設定する必要がございます。
◆ 今回の検体の希釈について
今回の検体は前回の結果から考えても
細胞毒性が強いものであると思われます。
検体の濃度を50倍にすると,
前回よりも濃い濃度となりますので、
前回よりもさらに細胞に対する毒性が強くなる可能性があると思います。
検体濃度が濃い方がウイルスに対する効果は期待できますが,
細胞が破壊されてしまっては,その効果を確認することもできません。
このことから、50倍での試験は難しいのではないかと
あらかじめ、ご説明、ご連絡させて頂いた次第です。
・・・・・・・・・・・・・・
チョメチョメさん!
いい人だったー(号泣)
↑そこか!!!?
「失礼かと思いますが…」
本当に丁寧にわかりやすく書いてくれようとしていることが
ひしひしと伝わるじゃないか!
これ1回読んだだけじゃ理解できなかったえむこも
本当に丁寧にわかりやすく書いてくれようとしていることが
ひしひしと伝わるじゃないか!
これ1回読んだだけじゃ理解できなかったえむこも
10回も読めばなんとなくわかってくる。
要はエコララの濃度を強くすると
ウイルスの細胞に効いた、効かないを判断する前に
細胞が死んじゃう可能性があるってこと?
細胞自体が死んじゃったら効果が確認できないよ~
だからちょっと薄めの100倍をおすすめするよ~
ってことらしい。
なんて親切な人!!!♪
っていうわけで、えむこ。
お礼の言葉とともに
「おすすめ通り、100倍で検査をしてください」
とメールしました。
ちょっと路線変更だけど
ちょっと路線変更だけど
100倍の検査結果で不活化成功!
今回はもっと強力パワーの50倍です!
エコララノロクリーンは確かな効果が期待できます!!!
この謳い文句と試験結果をチラシに入れて
GO!GO!!GO!!!
GO!GO!!GO!!!
なんて臨機応変な対応なの?
私成長しているわ!!!
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!!
そして返事。
「かしこまりました。
予備試験も行いますので、
結果までは1か月半かかりますことをご了承ください」
・・・・
・・・・
・・・・
がーん!(@ ̄Д ̄@;)
どう頑張ってもチラシに入れること叶わず・・・
どう頑張ってもチラシに入れること叶わず・・・
間に合わず…
段取りの甘さ、露呈する…
段取りの甘さ、露呈する…