平凡なシングルマザーだったえむこが
とあることをきっかけに
職業婦人として活躍するべく奮闘している物語の続編である。
最初の一歩が知りたい方はこちらから→☆☆☆
↑こんなに、働き者なの、エコララって♪
私がこの「ノロウイルス対策キット」に愛情を感じ始め
大事に大事に育てることを決心したころ。
メールが届いた。
件名【商品名の件】
えむこさん
各位
本日、グローバルエコロジーのMさんと協議をし、
商品名を
「エコララノロクリーン」と決めました。
よろしく。
すまプロちゃんコ
・・・
・・・
・・・
エコララノロクリーン
エコララノロクリーン
エコララノロクリーン…
「エコララクリーン」に「ノロ」が入っただけじゃん!( ̄□ ̄;)!!
(↑心の叫び)
もしかして、これでいーんじゃん?
まさかの「せーいかーい(クロコーチ風)」?!
しかし「返事はハイと元気よく」
三つ子の魂百まで。
件名【RE.商品名の件】
ちゃんコさん
いいネーミングだと思います。
よろしくお願いいたします。
えむこ
お世辞までいれてみた(・∀・)
世渡り上手のえむこである。
しかし、もうこれはあれである。
大切に大切にお腹の中で育てているわが子。
愛する旦那様が言う。
「初めての孫だからさ、親父に名前つけてもらいたいだけど
どう思う?」
「そうね。お父さんも喜ぶかもね」
なんてノリで言っちゃって、
産まれたら愛おしくて愛おしくて
早く名前で呼びかけたいわー。
なんて思っているところに
お父さんがドヤ顔で
「やっと決まったぞ!
命名!一郎!!!(バーン!毛筆!!!)」
…
…
…
へ?
一郎?
文句言えないけど。
もう一度聞くけど、
一郎?
みたいなショックというかなんというか・・・
そんな感じである。
エコララノロクリーンかぁ。
なんかもう少し
「パッ」っていうか
「シャキッ」っていうか
インパクトのある「この子、独自の名前」がよかったなぁ。
それにしてもちゃんコさんはどうやってこの名前を決めたんだろうか?
もちろん「テキトー」ではないに違いない。
ヒット商品となるべく
縁起のいい画数を調べ・・・
というタイプではないとは思うが、
実はエコララクリーンというのは
すでに同じ成分の商品で
「ノロウイルスの不活化に効果あり」
と公的な検査機関でお墨付きをもらっている。
いくら私が声高々に
「この商品はノロウイルスに効果があるんですよ~」
と説明するより
「あのエコララクリーンを使っている商品」と
商品名を見てわかる方がいいに決まっている。
要は戦略なんである。多分・・・そのはず・・・
でもね、
そんな一郎君も毎日毎日愛情込めて呼んでいると
「この子、一郎以外の名前は思いつかないわ~」
「みんなにも覚えやすいしねぇ」
ってくらいに思えるものである。
そして私は今現在。
「エコララノロクリーン」以外の名前はあり得ないと思っている。
いい感じで単純な私。