ナナハンという昭和のBigバイク -12ページ目

ナナハンという昭和のBigバイク

ナナハンという昭和のBigバイク


今手元にこんなK0と一部K2の部品を使ったK0が有ります、写真を沢山UPするのも面倒なので一つに纏めて見ました。(*^▽^*)

去年一応エンジンを軽く整備して動くか試してみたら、エンジンは掛かったのですがマフラーから煙がモウモウ状態でした。

ウームこれはオイル下がりでもしているのかな?圧縮もやや低いし、やっぱりヘッド位は開けてみた方が良いなと思っていた矢先、丁度その頃K4を手に入れた知り合いに頼まれそちらのレストアをする事に成りお蔵入りしていました。

そのK4も無事車検に合格したのでK0をレストアして一緒に走ろうと誘われています、うーん誘われると嫌と言えない性分こりゃあ一丁レストア始めるかな・・・(;^_^A

部品供給を心配したのですが結構有るものですね、後期型との共通部品は純正部品も有るようですし、ネットで調べたらなんとアメリカには純正部品のストックがかなり有るとか。

しかもお値段もそんなに高くないし送料が少し掛かるだけみたいで、ホンダさんで無い物はそこから調達出来そうです。(^-^)/

さてさて早速レストア始めましょうか・・・・、おっとまてこのK0は自分ばかりのものじゃ無かった、話せば長くなりますが簡単に言うと、もともとのオーナーともう一人の友人と3人の共有物という複雑な家庭環境に有るKO君なのです。∑(゚Д゚)

自分の一存では勝手に出来ない事情が有りました、まあ仕方なかんベ~後の二人を説得してみましょ。A=´、`=)ゞ


ナナハンシリーズ写真を眺めて見ているだけでも中々良いバイク達ですね~。(*^▽^*)

国産初期のナナハン4機種の思いでを書いて来ましたが、みなそれぞれ個性的な主張をしていましたね。

特に今では多分絶対メーカーが作らない2サイクルBIG、排気煙とオイルが飛び散る事を除けばe-爺ライダーとしては2サイクルBIGも感覚的に好きなんですがね。(メーカーさんモイチド作ってヨ!)(-^□^-)

後年有る程度ナナハンを乗り回せる様になった時解ったのですが、やはりマッハやGTの方が加速やアクセルレスポンスがCBやTXの4サイクル勢より勝っていると思いました。

扱いやすさを除けば2サイクルBIGの方が良かった、曲がらない止まらない真っすぐ走らないと言われた750SSだって、クラッチミート時とアクセルワークに少し気を使いレーサーばりにコーナーを攻めなければCBよりは確実に早かった。

真っすぐ走らないのはタイヤを後に販売される新製品に替え、社外品の調整できる油圧式ステアリングダンパーを付けるとかなり改善したと思っています。

車重とパワー特性でリヤタイヤの消耗が激しかったGTも、新型タイヤに替えたらタイヤ寿命がかなり延びましたしフルスロットル時のホイールスピンもしにくくなりました。
(OEMタイヤは良くパンクするし最悪バーストしたものも、あとバンク各の浅さは最後まで悩まされましたね)(w_-;

最初トラブル多発で不人気 (失礼(;^_^A) だったTXも2型(A型だったかな?)にマイナーチェンジしてからは、ジェントル?に走る分にはトルクフルでブレーキも効くしツーリングユースには最適だったかも知れません。

そんなこんな思い出に浸っているうちに、何か当時のナナハンに乗って見たく成って来ました。

そろそろ ↓ らを引っ張り出してレストアして見ようかな、なんて思う今日この頃です。




昭和のBIGバイク薀蓄シリーズ4発目はヤマハTX750です。

ホンダを始め3メーカーの後塵を拝したヤマハは、ナナハンというBIGバイク市場に送り出したのは、4サイクル並列2気筒のTX750でした。

CB750と同年に発売した650ccのXS1の発展版と思うかも知れませんが、実は全く関連性の無い新設計エンジンです。

ヤマハはシンプルでコンパクトなコンセプトのナナハンと謳っていましたが、何と車重は230kgも有りGTよりは確かに一回り小さかったですが2気筒の割りには重かった。

また2サイクル350ccのRXと同じ感じのスタイルもBIGバイクらしさに掛け、エンジントラブルの多さもあってイマイチ人気が有りませんでした。

イイジジイライダー(^o^;) もといe-爺ライダーの街でも乗っている人は、発売当初からあまり居ませんでした。(・・;)

後にメカニックとなってから何台か触ったことが有りますが、オイル漏れとかのトラブルが結構続出し余り良い印象が有りません。(^^ゞ

確か2型で終わった短命モデルだった様に記憶しています。

 TX750仕様     (1972年8月発売時)

    エンジン:   空冷4サイクル並列2気筒OHC

    排気量:    743cc

    性能

    最大出力:   63ps/6500rpm

        最大トルク:   7.0kg-m/6000rpm

        燃費:       26Km/L(?Km/h)

        変速機:      5段

        タイヤサイズ: 3.50-19(前)/4.00-18(後)

        乾燥重量:   230kg(装備)

       タンク容量:   19L

       最高速           195Km/h

       ゼロヨン         13.6秒

       価格              38.5万円


軽量、シンプル、軽快なナナハンのコンセプトと違い、車重が乾燥で230kgは重かった。(^^ゞ