ナナハンという昭和のBigバイク -11ページ目

ナナハンという昭和のBigバイク

ナナハンという昭和のBigバイク

レストアする時の必需品ケミカル類は、e-爺ライダーが使っている物としては錆取り剤がこれです。

このラストリムーバーは鉄とステンレス専用でアルミ等には使えませんが、さびを落とした後灰色の防錆皮膜を形成し錆びの再発生を防ぎます。


これを使ったら絶対錆び無いとは言いませんが、かなり錆びの再発生のリスクは軽減出来ますね。

ただ今回のCBのキャリパーピストンでは、かなり隙間に染み込ませたのですが効果は有りませんでした、まあ錆びの大半がシリンダーのアルミ側の方が強烈だった為ですが。(ノ_・。)

イチかバチかでキャリパーをドブ浸けにしておいたのがこれ

容器に取り分けたこの原液タイプのクリーナーに約一週間、キャリパーを漬け込んで置いたのですが、やはり錆びの大部分がアルミ側なのでピストンは抜けなかったのです。

あまりシツコク無い錆びだとピストンが抜けた事も有ります。
(o^-')b

でもこの液体タイプのキャブレタークリーナーは、本来のキャブレター洗浄にはかなり使えます。

キャブ内部にこびり付いたガム状のカスなどは、ドブ付けにして置けば殆ど取り去る事が出来るという優れ物です。

メインジェット類などの穴の詰まりも柔らかくなるので、パーツクリーナーやエアーブローで簡単に取れます。

上記2点以外にも同じ効果の物が有りますが、e-爺ライダーは昔からこの2点の愛用者です。

こう云うケミカル類はレストアをする者に取って必需品ですね。
(-_☆)

CB750 K0を3人で話し有った結果レストアする事になり、早速錆磨きと固着しているフロントブレーキ系のオーバーホールから始めたのでした。



キャリパーのシリンダーとピストンも錆ついていますが、パッド事態も錆びて外れません。

錆取り剤を吹こうが潤滑スプレーを浸透させようがビクともしません、別のバイクのブレーキマスターに繋いで油圧を掛けてもピストンはおろかパッドすら抜けません。

見た感じではパッドとキャリパーの隙間が錆で完全に塞がれ、錆同士が仲良く抱きついているみたいです。

約一週間液体の錆取り剤に漬け込んで置きましたが、ビクともしないので最終手段パッドの破壊命令を下す。(・・;)

キャリパーをボール盤に固定してパッドにドリルで穴を開け、先が鉄板ビス状にネジを切っているビットをねじ込みスライディングハンマーで何とか引き抜きました。

パッドを取ってしまえばピストンはエアーガンで簡単に抜く事が出来ました、後はシリンダーの内面とピストンの錆を磨き注文しているオイルシールとパッドの新品を組むだけです。

マスターシリンダーはエアーで簡単にピストンが抜けました、これも新品部品が届き次第組み立てれば一応フロントのブレーキは整備終了です。

何をするにも時間が掛かる、CB再生の長い戦いが始まったのでした。



CBのレストアは3人の意見が中々纏まらないので先にGTも軽くエンジンを整備してみました、キャブをオーバーホールしてバッテリーが死んでいるのでジャンプコードで繋いだら、セル一発であっさりエンジンが始動しました。(ノ゚ο゚)ノ

さすがGT、さすが2サイクル、CBの時はクランキングを何度も試み、プラグも変えたのに中々エンジンが掛かりませんでしたので些か拍子抜けですな~。∑ヾ( ̄0 ̄;ノ

これは完全に自分の持ち物なので誰に遠慮がいるものかと、喜び勇んで動画を撮影し大胆にもYoutubeにUP!(*^▽^*)

まあこんな感じで我がG7君は元気に吠えております、こりゃあヤッパCBを後回しにして車検を受けて乗りまわさにゃイカンでしょうなあ~。

それにしても、十数年振りにエンジンを掛けましたが変な異音も無く、元気に回るG7君以外に頑丈なバイクなのですね。

ただ喜んで見たものの直ぐには車検を受けれない事が判明、ガソリンをタンクに給油したら何とあちらこちらから漏れ出して来ましたのですヨ。(w_-;

タンクの中を覗いたら、ありゃりゃ底の方がサビサビだらけ、かなり虫食い状態で穴が開いている状況です、あ~ぁこりゃあ穴をふさいでタンクも塗装し直しだ。

フロントのブレーキマスターとキャリパーピストンも固着しているし、やっぱり車検は後日ということにしてあちこち整備しなきゃいけませんね。

さてと時間と予算を捻り出せるか、それが一番の問題なのです。( ̄ー ̄;