今日も、エッセンシャルディグニティ(天体の品位)についてです。
昨日は、エッセンシャルディグニティのドミサイル・エグザルテーション・フォール・デトリメントと、メジャーなものについてでした。
今日は、マイナーなトリプリシティ・ターム・フェイスについて勉強します。
《トリプリシティ》3点
【triplicity】1.三重性(三重・三重の状態)2.三重性(3つのグループ、3つのセット)と
という英語の意味です。
サインを分類する4つのエレメントがありましたよね。火なら牡羊・獅子・射手、地なら牡牛・乙女・山羊という風に、12サインを火・地・風・水で3つのサインごとの分けているものです。
そのグループ分けから、トリプリシティの名がついたのでしょうか。
出生ホロスコープで、日の出時刻から日没までの間を描いたホロスコープを昼のホロスコープ、日没から日の出までを描いたホロスコープを夜のホロスコープとします。時間が不明の時は、昼で出します。
昼のトリプリシティと夜のトリプリシティに、天体も分けられています。
昼のホロスコープの時は、天体が昼のトリプリシティにあれば、プラス3点になります。
夜のホロスコープの時は、天体が夜のトリプリシティにあれば、プラス3点になります。
火のサイン(牡羊・獅子・射手)…【昼】太陽 【夜】木星
地のサイン(牡牛・乙女・山羊)…【昼】金星 【夜】月
風のサイン(双子・天秤・水瓶)…【昼】土星 【夜】水星
水のサイン(蟹 ・蠍 ・魚 )…【昼】金星 【夜】火星
↑これについては、何か法則がありそうですが、それを考えるよりも、このまま覚えたほうが早いかもです。
ちなみに、トリプルシティではなく、トリプリシティですので、間違いなきようご注意下さい。
(私はすっかり間違えていました)
《ターム》2点
特定のサインの特定の度数にあるときに獲得するディグニティがタームとフェイスです。
タームは、少し居心地が良い場所というニュアンスになります。
そして、特定のサインの特定の度数にあるときに、獲得するディグニティです。
しかしながら、その度数の区切り点が不規則なので、複雑です。
歴代の占星術師によっても、区切り点が異なることがあるようです。
「占星術 ターム 一覧表」等で検索するとでてきますので、参考にしてみて下さい。
《フェイス》1点
タームと似ていますが、フェイスは、サインを10度ずつに区切ったエリアを基準にしています。
フェイスは、牡羊座の火星から始まって、牡羊座10度からは太陽、20度からは金星、牡牛座の0度からは水星、月(牡牛座10度から)、土星(牡牛座20度から)、木星(双子0度から)、火星(双子座の10度から)というふうに、また火星(双子座20度から)に戻って、順に巡っていきます。
この天体の並びは、カリディアンオーダーという「土星→木星→火星→太陽→金星→水星→月」が運行速度順に並んでいるものを、火星(牡羊座)からはじめたものです。
横を12サインにして、縦を度数の3区分にして、表を作るとわかりやすいです。
これを一覧表にしたとき、0度から10度を縦に牡羊、牡牛とみていくと、火水木金土…と曜日の並びとなりますし、また10度から20度も縦にみると太陽、月、火星と、やはり曜日の並びになっているのは、フェイズがヘレニズム時代の占星術から派生しているためのようです。
トリプルシティやターム、フェイスには、反対側で減点になるものはありません。
それでは、また明日