エッセンシャルディグニティについて➂ | 一日一勉

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最近、目の調子が悪いので、更新を毎日とせず、気ままに楽しく学び続けたいと思います。

今日は、ミューチャルレセプションとペレグリンについてです。

聞いたことあるけど、いざ説明するとなるとなんだっけ?となる言葉です。

 

 

では、ミューチャルレセプションについて、どういったものかを勉強していきましょう。

 

 

《ミューチャルレセプション》


【mutual】お互いに、【reception】1.応対する、2.公式に歓迎するための宴会

なので、「互いの支配星に、天体が位置している状態のこと」です。

 

たとえば、太陽が蟹座で、月が獅子座の場合、お互いの支配星が入れ替わっているので、ミューチャルレセプションが成立していることになり、どちらもドミサイル(5点)を獲得できるということです。

本当は、蟹座の支配星は月ですから、本来ドミサイルではありません。

しかし、月が獅子座にあり、獅子座の支配星である太陽が、月の支配星である蟹座にいるので、お互いに「あら~、交換したらお互いの支配星になるねぇ!」なんて、言っていたかはわかりませんが、だったら「交換はできないけど、手を組みましょう」という訳で、ミューチャルレセプションという、救済をおこなえるシステムです。

この救済をおこなえたら、ドミサイルでなくても、ドミサイルとみなされ、ディグニティ(品位)が得られるのです。

 

 

なお、お互いに入れ替えても、どちらかの天体だけが支配星というのは、ミューチャルレセプションに当てはまりません。お互いにというところが、大事です。

 

 

 

《ペレグリン》

 

これまで、「ドミサイル」「イグザルテーション」「フォール」「デトリマント」と「トリプリシティ」「ターム」「フェイス」、そして「ミューチャルレセプション」とエッセンシャルディグニティをやってきましたが、これらを一つも得られなかった天体のことを「ペレグリン」(マイナス5点)といいます。

ペレグリンは、何の後ろ盾を持たない不安定な状態の天体などと言われています。

【peregrine】1.ハヤブサ 2.移住性

という意味があるので、彷徨っているのかというイメージが湧いてきます。

この状態にある天体は、基本的に悪い方向に流されやすいと言われています。

そのため、ペレグリンの状態になると、マイナス5点となります。

マイナス5点って、結構大きいですね。

 

 

昔、エッセンシャルディグニティについて、自分の出生ホロスコープで計算してみたのですが、頭がこんがらがって、途中で断念してしまった経験があります。

今回、もう一度してみると、ペレグリンが意外に多く、かなり凹んでしまいました悲しい

これは、よくあることなのでしょうか?気になります。

 

 

ちなみに、点数にマイナスがつく天体については、エッセンシャルディビリティ(衰弱)という表現を使うのが正式なようですが、今では、一般的に両者をまとめて、エッセンシャルディグニティと呼んでいます。

 

 

ディグニティを計算する際の点数や、それぞれをどこに定めるかについては諸説あるようです。

歴史上で最も偉大な占星術師の一人であるウィリアム・リリーが、このエッセンシャルディグニティを使って、事象を読み解いたと言われています。

調べてみましたら、400年以上前の方なのですね。

古典占星術の本を読んだことがないこともあり、エッセンシャルディグニティについては難解でしたが、こうしたホロスコープの読み方があることを知れただけでも、よかったかと思っています。

 

 

それでは、また明日パー