鬼軍曹か真の勇者か:火星の話 | 一日一勉

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占い諸々を学びたいのに、学んだことを外に出さないと記憶は定着しないそうです。なかなか覚えられない悩みのため、学びをアウトプットするブログです。
最近、目の調子が悪いので、更新を毎日とせず、気ままに楽しく学び続けたいと思います。

今日は火星について勉強します。

 

火星は、一つのサインに大体2か月滞在します。「約2年で12サインを回る」ということになりますが、約2年に一回、逆行があるので、逆行が起こるとそこのサインに長期間いることになります。それを長逗留(ながとうりゅう)といい、そこのサインはその期間強い影響を受けることになります。

赤く不気味な天体であることから、古くは、火星は「凶星」と忌み嫌われてきました。

ギリシア神話では、アレスは戦争を司ります。流血を好む殺戮の神です。

しかし、古代ローマの軍神マルスは、戦士の精神・勇気・軍事能力によって、人々から尊敬されています。

マルスのイメージの方が、現在の火星のエネルギーの規律正しさをよく表しています。

このお二方、名前は似てますが、別人になります。性格も正反対。なのに、火星の名前を付けるとき、赤い天体であることから、流血を好むアレスに赤いイメージがあったからなのか、二人の名前を融合させて、火星をマースにしたそうです。

火星の支配サインは、牡羊座になります。

 

使い方さえ間違わなければ、自分のエネルギー源なり、追い風といった味方にもなる星ということです。間違えば、キケンです。

火星を火薬やガソリンだと思うと、わかりやすいかも。

活躍するスポーツ選手には、火星とアスペクトを持っている人が多いようですよ。

 

火星は、健康運、恋愛運・勝負運などを占うときに使われます。

「勇気」や「バイタリティー」の象徴なので、「勝つためにどう動くか」といった攻撃性や闘争本能、決断のタイミングも、火星から読み取ることが出来るでしょう。

男性のホロスコープでは、「女性への愛情の傾向」を、女性のホロスコープでは、「好みのタイプの男性」を表します。

 

火星のキーワードは、「衝動・行動・積極性・意志・エネルギー・せっかち・怒り・暴力・トラブル・刃物・攻撃・英雄・火炎」などです。

他に、「戦争・事故・災害・死傷」などの意味を有することもありますが、それは積極的に行動した結果、そうなることもあるということです。決して、不吉な意味が前提ではありません。

 

西洋占星術では、天体を対(つい)にして見ることがあります。

例えば、太陽と月のようにです。

火星と金星は、火星が「♂(オス)」、金星が「♀(メス)」のマークであることから、一対となっており、火星が「男性的・革新的」な意味を、金星が「女性的・保守的」といった意味をもちます。

 

たとえ、スポーツマンでなくても、日常の生活において、開拓的、積極的な行動をとらざるを得ないことがあるとすれば、火星のサインなどを見て、力の出し処のヒントを得ることが、目的に沿った戦い方となるといえます。

火星のエネルギーを抑圧することは、ストレスとなりますので、火星のサインによって、自己主張の場を工夫することで、ストレス解消にもつながります。

火星の有り余るエネルギーにより、トラブルの原因にもなり得ますので、個々の火星の状態から、気を付けるべき衝動を読み取ることも重要です。

合わない相手がいる場合は、相手の火星と自分の主要な天体とが、悪いアスペクトをとっていないか確認してみてください。もし、悪いアスペクトだった場合は、簡単に仲良くなることはないので、諦めるか離れるかなどして、憎悪が増さないよう過ごすことをお勧めします。

 

それでは、また明日パー