今日は、金星です。
金星は、「ギリシア神話ではアフロディ―テ」、「ローマ神話ではヴィーナス」と呼ばれています。
金星は、タイトル通り「愛」と「美」を表しますが、実占では、「金運」も見ることが出来ます。
さて、金星は太陽から48度以上離れることはありません。
太陽にとっては、水星に続き、金星も身近な天体ですね。
「宵の明星」「明けの明星」と呼ばれる天体としても有名です。
古代より、金星は子孫繁栄の象徴とみなされてきました。同じように、子孫繁栄の願いを託された星に月がありますが、その意味合いは異なります。金星が「愛情行為」と示すのに対し、月は「生殖」を指していたと考えられます。
金星では、愛と美、芸術、品性、冨などを占います。
何を見たときにいいなと思うかどうか、遊びや趣味、美意識、恋愛対象となる相手を知るときは、金星の在室サインを見ることで、理想の恋愛や相手の特徴、お金の使いどころがわかります。また、アスペクトなど総合的に判断することで、それがよい恋愛や消費なのかや、リスクのある恋愛や消費なのかもわかります。
金星の支配サインは、牡牛座と天秤座です。
金星のキーワードは、「愛・美・快楽・芸術・平和・惰性・飽食・若い女性・美しい人・資産家・豊穣・喜び」等になります。
また、金星のキーワードの中に、「平和」という意味がありますが、金星が調停者や仲裁人として知られ、調和・比例・バランスをもたらすからです。
ホロスコープのどこであろうと、金星があるところでは、争いは歓迎されません。
実はその昔、古代の人々は、金星を争いの神と考えていたらしいのです。妻や財産は他人から奪う時代があったからでしょう。
しかしながら、そういったものは必ずし戦い取ってくるものではありませんから、争いという意味が消えて、現代のこうしたかたちになていったのかもしれません。
政略結婚も、争いを避けるためにされたものだとしたら、平和とか調停とかの意味が金星にあるのも、不思議ではありませんね。
それでは、また明日