天秤座の神話 | 一日一勉

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最近、目の調子が悪いので、更新を毎日とせず、気ままに楽しく学び続けたいと思います。

 

今日は、天秤座の神話を読み解きたいと思います。 

 

天秤座は、「風のエレメント」「活動宮」「男性宮」で、座右の銘が「I balance」です。支配星は「金星」。相似するハウスが「7ハウス」になります。

 

風のエレメントですから、知性や思考、論理などを象徴しています。活動宮なので、考えるより行動の方が先ですね……思考するエレメントですが、果たしてそうなのでしょうか?

そして、男性宮ですから、エネルギーの向きは外向きですね。

支配星は金星。牡牛座と一緒ですが、牡牛座は五感に金星を使うとしたら、天秤座は自分を着飾るほうに金星を使うイメージです。

相似するハウスが7ハウスなので、「家庭から社会に出る」段階ですね。新社会人として翔び立つのですから、勢いがある活動宮なのもわかります。

 

では、天秤座の神話を見てみましょう。

 

 

  人間に正義と愛を教えようとした女神・天秤座の神話

 

正義の女神、アストレアが人間を裁くために使った天秤。これが天秤座の由来です。

女神アストレアは一方の手に天秤を持ち、もう一方の手に邪悪を断ち切る剣を握り、私情を交えないため目隠しをした姿で描かれています。

彼女は人々に善悪の在り方を伝えるため、地上へやって来ました。当初は、神々と人間が共生し、黄金時代といわれる平和な時もあったのですが、人間が増えるにつれて犯罪と不正も徐々に増加し、他の神々は愛想をつかし天へと帰っていきました。

アストレアは最後まで地上に残り、天秤で善悪を裁き、人々に善行を説いていきましたが、一向に考えを改めない人間たちに愛想をつかし、ついに天へ帰ることに決めました。

アストレアは、地上に残った人間たちが、悪行をやめ、善良な心を忘れないよう自分が持っていた天秤を空天にあげて、空から人間たちを見守る様になったといわれています。

 

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乙女座となった女神アストレアと、彼女が持っていた天秤のお話でした。

 

昨日、乙女座の神話を書きましたが、書いているとき、天秤座が女神アストレアでもよかったのにと思ったんですね。どうして、女神と天秤が分けられて星座にしたのだろうと思ったのです。

ですが、こんなに素晴らしい神様なのに、一纏めにする方が勿体無いですよね。ここは別々にして、品行方正に生活することの大切さと善良な心を持つことを、2つの星座に渡って説く方がいいかもしれないと思いました。


そして、ネットで神話について調べていると、天に上るアストレアと天秤の絵画がありまして、アストレアが天に帰るのを止めようとしている人々が、アストレアが持っている天秤をつかんで離さないでいる絵でした。それで、順番については乙女座が先で、天秤座が後になったのかなと思いました。(個人的見解です)


他の理由として、秋分点がいまは乙女座らしいのですが、昔は天秤座だったそうで、「秋分の日が、昼と夜の長さが等しいのは、天秤で時を計っているから」というお話もあるようです。

 

天秤座の適職には、法律関係、弁護士などがあります。実際に弁護士バッジは、真ん中に天秤が描かれています。

実は天秤座は、活動宮なのにバランスを尊重するから、柔軟宮みたいだと思っていたのです。でも、よくよく考えてみると、柔軟宮って変化に対応する感じで、調整をする天秤座のバランス力とは少し違うような気がします。

しかも天秤座は、活動宮であり、男性宮。相似するハウスが7ハウスでアンギュラーハウスだし、とにかくエネルギーに瞬発力があります。


裁判でも、「(情状酌量があっても)罪はちゃんと償って下さい」とか「(疑わしいけど証拠がないなら)無罪です」とかバシッと言い渡しますしね。

公の場で、これをできるのはやはり、冷静な思考をもった外向きエネルギーが必要だと思います。

判決を言い渡すときに、この活動宮のエネルギーをバシッと使う感じでしょうか。

 

それにしても、天秤座のキーワードが社交的とかバランスよく付き合うとかがあり、人としてハンサムですよね。

そして、支配星が金星で外向きのエネルギーだから、美を外向きに使っているから、おしゃれでエレガントです。欠点なさそう。

 

と思っていたら、恋愛担当の金星が支配星であるが故に、恋愛についてはついついバランスが取れないとか、社交的でバランスをとろうとするあまり、優柔不断とか書いてありました。

やはり、バランスを大事にする天秤座でも、完全無欠とはいかないものですね。

 

 

天秤座のキーワード「中庸・バランス・結婚・パートナーシップ・優雅・上品・社交性・人気・美的センス・人気運・八方美人・平和主義・浪費・公平・チャーミング・知的・流行に敏感」です。

 

最後に、天秤座と相似するハウスが7ハウスで「家庭から社会へでる」場面のハウスですが、天秤座の神話から、「女神アストレアを失った人間たちが、神のいない地上に取り残される」のと、「家庭で守られていた個人が、厳しい社会に出る」のが重なって見えてきた神話でした。

 

 

では、また明日パー