一ヶ月前から告知のあった「スペシャル・ティファン・セット」を食べに、2024年10月05日(土)、早目のランチ・タイムに訪問。
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potato masala / urulakizhangu masala (マッシュしたジャガイモを主体とした野菜のスパイス炒め)。
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前述の potato masala / urulakizhangu masala に合わせるための poori (全粒粉生地の薄い揚げパン)。インド人はこの組み合わせを poori - masala と呼ぶようだ。
poori の下に隠れているのは mix vegetables mezhukkupuratti (数種野菜のスパイス炒め)。こちらは主に後述の basmati rice (インド香り長粒米) と合わせる。
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本当は pathiri という米粉の超薄焼きブレッドが予定されていたのだが、それに適した納得のいく米粉が入手できなかったらしく、急遽 ney pathiri (米粉生地の揚げ焼きブレッド) という少し厚みのある別のタイプのモノに変更されていた(笑)。ney は「精製バター」のこと。これはいかにも米粉生地らしく、モッチモチの食感で面白い。
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前述の ney pathiri と合わせるのがこの varutharacha kozhi & taro (鶏肉と里芋のロースト・ココナッツ・グレイヴィ)。鶏肉は手羽元がドーンと入っている。里芋との相性も悪くないですな。
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そしてこちらが、ピーナッツなども入った rava upma (粗挽きセモリナ粉のおから風炒め) と、ホームスタイルの pazham nurukku (ジャガリー・シロップを纏ったバナナ)。これを手で潰してコネコネして食べるのだが、むちゃくちゃ良いコンビネーションなのである。
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前述のコネコネしたものに、さらにこの pappadam (豆粉薄煎餅) を砕いて混ぜ込むとさらにパワー・アップする。いかにも「ザ・ケーララ!」という感じの食べ物だな~。
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そしてこの左が idly (ケツルアズキと米の生地の蒸しパン)。主に右の thenga chatni (ココナッツのペイスト) をつけて食べる。今回のは豆成分も結構強めに感じられるタイプだった。後述の sambar (樹豆と野菜の煮込み) と合わせても良い。
このツヤツヤの idly は何気にすごく気に入ったなあ。自分は idly に対してはあまり思い入れのない人間なのだが、これはかなり美味しくて好みだった。
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いつもの美味しい sambar は 主に basamati rice にぶっ掛けて、先述の mezhukkupuratti などと混ぜて食べる。
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バナナ・リーフに盛られた Special Tiffin Set の全景画像もご査収くださいまし。日本語では「軽食」などと訳されることの多い tiffin だが、少なくともこれが「軽食」と感じる日本人はよほど例外的な大食漢だけではないか(笑)。
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basmati rice をバナナ・リーフに盛って、sambar と mezhukkupuratti を掛けてみた図。
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rava upma に砕いた pappadam と pazham nurukku を混ぜ込んでいるところ。
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食後にはシェフのご厚意で masala chai (スパイシー・ミルク・ティー) のサルヴィスが。いつもお気遣いありがとうございます。ノン・シュガーなので罪悪感が無くて良い(笑)。
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入れ替えてみた図も。
インドのティファンが神奈川県の相模原市でメジャーであるはずもなく、近隣のお客さんには初見のものが色々あって少し戸惑いがちなセットではあるが、予めシェフのオススメの食べ方(組み合わせ)が提示されていて、皆さん特に混乱もなく食べているようだった(なお、このセットは2日間限定で、二日目のディナー・タイム早々に完売したとのことで、シェフも嬉しいだろうな)。で、こっそり来月のスペシャルの構想もお話も聞けたので、また楽しみに待つことにしよう。
ごちそうさま。
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※参照過去ログ
→ マイダのワダなど / エローラパレス ( Ellora Palace )【小田急相模原】
→ オーナム・サッディヤ / エローラパレス ( Ellora Palace )【小田急相模原】
→ プットゥが登場 / エローラパレス ( Ellora Palace )【小田急相模原】
→ 2024年08月のSPL / エローラパレス ( Ellora Palace )【小田急相模原】
→ 2024年07月のSPL / エローラパレス ( Ellora Palace )【小田急相模原】