しばらくご無沙汰しており、新年初の訪問。SNS公式で Pongal のスペシャル・メニューが告知されていたので、それ目当てで、2021年01月15日(金)のランチ・タイムに突撃。
この時期、インド・ネパール・スリランカなどではヒンドゥー教の収穫祭が行われ、タミルナードゥだと Pongal、インドの他の地域だと Makar Sankranti やその他、ネパールだと Maghe Sankranti と呼ばれ、3日ないし4日にわたって祝う。
まずはいつも通り、ajwain water (アジョワン茶) から。
sambar (樹豆と野菜のカリー) と parangikai kootu (南瓜と豆のココナッツ・ミルク煮)。
ここの sambar は甘めの傾向があり、この日は特に甘さが目立った気がする。グレイヴィがかなり濃い目だったからかな。
kootu は、具材が南瓜なので、当然ながら少し甘い。偶々なのか、甘いアイテムが2つ並ぶことに。いや、実は sambar の下にも甘いアイテムがあるので、本当は3つ並んでいる。
urulai kizhangu poriyal (ジャガイモのココナッツ蒸し炒め) と rasam (スパイシー・サワー・スープ)。見切れてしまってるのは elumicham pazham oorugai (ライムのすっぱ辛い漬物)。
poriyal は、ドライというより、すこしセミドライ寄りの仕上がりだった。こういうのもたまには良いですな。
rasam は大体いつも通りかな。サラサラの好きなタイプ。
elumicham pazham oorugai は、少量ながら存在感の大きいミールス必須アイテム。
sakkarai pongal / chakkarai pongal (甘い豆米ミルク煮) と ulundu vadai (ケツル小豆ペイストの揚げ物) と mor milagai (ヨーグルト漬け唐辛子の乾物)。
メインの sakkarai pongal は、米と moong dal (緑豆) をミルクで煮て、jaggery (サトウキビの砂糖) で甘くしたもの。これとは別に ven pongal という、ghee (精製バター) を用いる甘くないタイプなどもある。これは単体でいただいた。
ulundu vadai は、別名 medu vadai で、この日いただいたものはフカフカ具合が好みにぴったりで非常に美味しかった。みっちり詰まり過ぎてもイマイチになっちゃうしスカスカ過ぎてもイマイチなので(※個人の感想です)、なかなか生地のコントロールが難しい料理。
嬉しいのは mor milagai が付いていたこと。curd chilli の名称の方が通じるかも知れない。日本人だと好みが分かれちゃうかも。塩とヨーグルトに付け込んだ唐辛子を乾燥させただけの単純な料理ではあるのだけれど、なぜか自分は気に入っている。インドで食べたミールスにもついてたな。で、二つあったうちの後に食べた方がムチャクチャ辛かったらしく、ヒーハーしてしまった。
semiya javvarisi payasam (ヴァミセリとタピオカのミルク煮)。これはデザートとしてのアイテム。
appalam (豆粉薄煎餅)、basmati rice (インド香り長粒米) を含む全景画像もご査収下さいまし。
具材の野菜類は冷凍食品ではなく、フレッシュなものをしっかり使っているのが良いね。体重の緊急事態宣言が発出されているにもかかわらず、うっかり basmati rice をおかわりしてしまい、最後に残った rasam、mor、oorugai を混ぜ混ぜして十二分に楽しんだ。
で、軽い夕食用にアレのセットをお持ち帰り。
idly (米とケツル小豆の発酵ペイストの蒸しパン) 3個。しっとりでありつつボソボソとした不思議な食感。発酵させているので酸味が少々ある。好みが真っ二つに分かれそうなアイテム。
idly set ではあるが、なぜか ulundu vadai が一個だけついてくる。美味しいので大歓迎。
かなり thick な sambar。再加熱する時に少し水を加えたが、それでもなお濃かった(笑)。
thengai chutney (ココナッツ・ペイストのつけダレ)。単体で食べても美味しい。これがあれば tiffin は無限に食べられてしまうという罪深きアイテム。
そう言えば、このお店では meals をいただくことが多く、まだあまりちゃんと tiffin を食べていなかったかも。近いうちにガッツリ tiffin まみれになりに行かなければ。
ごちそうさま。
----------
※参照過去ログ