緊急事態宣言が解除されたとは言え、平日通勤帰宅ラッシュアワーの電車は三密を避けられない。ということで、電車に乗れそうなのは、土曜日曜のランチ・タイムくらいしかない。しかもあまり長時間の長距離移動も良くない。そのあたりを考慮し、アミラさんに電話をして持ち帰りの予約をし、2020年05月31日(日)の昼、二か月ぶりの電車に乗った。
 
おもてなしプレート。今やシナモン・ガーデンの看板メニュー。お店の美しい盛り付けと比べるとだいぶ乱れているが、持ち帰りなので悪しからず。これでも頑張ったのよ!
 
別アングルからも。構成要素は elu mas (マトン・カリー)kukul mas (鶏カリー)parippu (豆カリー)rathu ala (ビーツの煮物)pol sambol (ココナッツ・フレークの和え物)kola sambol (青菜の和え物)leeks thel dala (長葱の油炒め)soya chunks (大豆ミートの煮物)annasi salad (パイナップル・サラダ)thakkali loonu salad (トマトと玉葱のサラダ)papadam (豆粉薄煎餅)cutlet (コロッケ)basmati rice (インディカ米)
 
プロの料理がいただけるというのは、こんなにも幸せなことか!
 
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昼食に続きその日の夕食も、持ち帰った料理をいただく。
 
kukul mas (鶏カリー)。これだけ別入れにしてくれたので、グレイヴィがしっかり残っている。赤い油は正義の印。
 
Sri Lankan biryani (スリランカ式の炊き込みご飯)rathu alasoya chunksannasi salad はおもてなしプレートと共通。biryani には茹でた bittara (タマゴ)roast chicken leg (揚げ焼きチキンレッグ) が付く。ド迫力。
 
ツー・ショットもご査収下さいまし。
 
もう一枚サーヴィス・ショット。そしてこちらも瞬殺。気づいたら食べ終わっていた。
 
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そして翌日はこちら。
 
modern style lamprais (ダッチ・バーガー弁当)。スリランカとオランダの混血の人たちから生まれた料理。ココナッツミルクで炊いた samba rice を使う。ただし、アミラさんのは traditional style ではなく modern style の方なので、 samba rice ではなく basmati rice
 
traditional style は、もっと小さいサイズであり、この modern style は結構なヴォリュームで食べ応えがある。papadampol sambolrathu alakola sambolsalad は、traditional style では入らないため、おまけみたいなものと考えればいいかな。少なくとも必須アイテムではない。肉カリーは traditional だと lampra curry (牛羊鶏豚のカリー) だが、準備が大変という事情なのか、ムスリムに配慮しているのかはよく分からないが、modern style は、マトンまたはチキンだけで作る場合も多いようだ。今回のは elu mas
 
歴史的変遷を推察したりシェフによる違いを見つけるのも面白い。2 frikkadels (ミートボール) の代わりに cutlet bittara が入るようになったのかなとか、blachan (発酵海老ペイスト) の代わりに kunisso thel dala (干し海老油炒め) を入れたのかなとか。alu kesel (青バナナ) traditional なものでも入ったり入らなかったりビミョーなところらしいが、アミラさんやアプサラのジャナカさんは入れるよう。茄子に関してはアミラさんは wambatu moju (揚げ茄子の酸っぱい和え物)。ちなみにジャナカさんは wambatu pahe (揚げ茄子のココナッツ・ミルク煮)。同年代のシェフでも違いがあるのも面白い。
 
アミラさんとおしゃべりしながらゆっくり店内でいただきたいけれど、しばらくは辛抱。
 
ごちそうさま。
 
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※参照過去ログ