週末にアレを含んだスペシャル・メニューがあるとのことで、2024年08月17日(土)、遅めのランチ・タイムに訪問。

 

アレとは、この蒸し器で作る chiratta puttu (ココナッツと米を蒸した軽食)。スリランカでも好んで食され、シンハラ語では pittu と呼ばれる料理だ。なお puttu は朝に食べることが多いらしい。

 

型を外すとこういう姿で登場する。一般的にはこういうお椀型よりもシリンダー型の方が有名ですな。昔は、シリンダー型は竹筒に、お椀型はココナッツの殻に入れて蒸していたが、近年はどちらもステンレス製の専用蒸し器を使うようになってきている。

 

puttu に合わせるグレイヴィは mutta ishtu (茹で玉子と野菜のココナッツ・シチュー)。ケーララで有名なあの白いヤツかと思ったら全然違った(笑)。他にも、肉魚系のグレイヴィや、kadala (ひよこ豆) のグレイヴィと合わせるのが一般的。


右下に見えるのが、vegetable kebab (野菜コロッケ)kebab という語の定義も広くてよく分かりませんな。


cherupayar mezhukkupuratti (緑豆の炒め物)churupayar (緑豆) もケーララでは定番の puttu のお供。

 

meen mulakittathu (ケーララ式魚のスパイス煮込み)mulaku (唐辛子) の辛味と kudampuli (ガルシニア・カンボジア) のスモウキィな酸味が特徴の、個人的に大好きなヤツ。リビンさんのケーララ料理はホント良いな。

 

basmati rice (インド香り長粒米)、そしてこちらも puttu の定番のお供 pappadam (豆粉薄煎餅) を含めた集合写真もご査収くださいまし。


タミル人やシンハラ人からすると何となく雑多に見えるかも知れないが、ケーララ料理という点から考えればかなり正統な組み合わせである。欲を言えば pazham (スイート・バナナ) があるとなお良かった気もする。

 

chiratta puttumutta ishtu のグレイヴィをかけてみたところ。

 

グレイヴィ類を食べ切って putturice が余ってしまったが、レオさんが rasam (スパイシー・サワー・スープ) をサルヴィスで出してくれた。感謝。後で調べたら、putturasam を合わせることもあるようだ。勉強になるなぁ。

 

食後はセットの lemon juice でクール・ダウン。pudina (ミント) が入っていて清涼感が増す。


いよいよ来月は、一年で最も手間のかかるオーナム・サッディヤの登場。今から楽しみ!


ごちそうさま。

 

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※参照過去ログ

 → 2024年08月のSPL / エローラパレス ( Ellora Palace )【小田急相模原】

 → 2024年07月のSPL / エローラパレス ( Ellora Palace )【小田急相模原】

 → SPLミールス始動 / エローラパレス ( Ellora Palace )【小田急相模原】

 → 羊屋メニューは継続 / エローラパレス ( Ellora Palace )【小田急相模原】