首尾稲荷神社

 

道路側

 

案内板

 

 港区芝大門にある首尾稲荷神社という小さな祠は芝大神宮の兼務社のひとつで、元禄9年(1696)に難病に悩む田村三郎兵衛の夢枕に稲荷大神が現れ命を助けられたことから、稲荷大神が勧請されたと伝えられている。
 その祠の裏側(道路側)に「尾崎紅葉生誕の地」の説明板が設置されている。
 明治期を代表する小説家の尾崎紅葉は、慶應3年(1867)に芝中門前2丁目、現在の芝大門2丁目の尾稲荷神社の近くで生まれる。
 17歳の時、日本最初の文学団体『硯友社』を結成。翌年、近くの増上寺境内にあった景勝地『紅葉山』から「紅葉」と号し活躍しするが、明治36年(1903)に35歳で亡くなっている。
 尾崎紅葉が囲碁を嗜んでいたのか分からないが、代表作「金色夜叉」の中には碁会所でのシーンが登場している。

 

【囲碁史人名録】 尾崎紅葉

【住所】