小川です。
冷たい大気や暖房などで、冬は髪や頭皮のコンディションが乱れがちになります。乾燥によるカサつきや静電気、寒さによる血行不良など髪の成長を妨げる悪条件がいっぱいです。
・乾燥
乾燥注意報が毎日のように発令される、これからの季節、お肌と同じく髪や頭皮も非常に乾燥しています。僕たちの髪の毛は通常12~13%の水分を含んでおり、水分がこれ以下になるとパサつきを感じるようになります。髪の毛が極端に乾燥すると表面のキューティクルが剥がれ、内部の水分やタンパク質が流出して切れ毛や枝毛ができてしまいます。また、頭皮が乾燥するとフケや痒みなどのトラブルにも繋がります。
ドライヤーの熱は髪の乾燥を加速させます。シャンプー後、タオルでしっかり髪の水分を拭き取って使用して下さい。ドライヤーは必ず20㎝以上離して、1カ所に集中して当てないようにしましょう。
・静電気
冬場にブラッシングすると、髪がまとわりついてヘアスタイルが決まらないという方も多いと思います。乾燥によって静電気が起きやすくなっているからです。冬のブラッシングは湿度の高い夏に比べ、約9倍もの力がかかるとも言われます。しかも乾燥して傷んだ髪ほど、ブラッシングの時に強い静電気を発生させ、酷い時には数万ボルトにもなると言われています。
ナイロン製のブラシで乾いた髪をブラッシングすると、ブラシと髪の毛の間に静電気が発生するので、豚毛や猪毛など自然素材の物を使いましょう。ブラッシングは毛先からが基本です。次に中間、最後に根元という順番です。また、裸足でブラッシングすると放電するので静電気の発生が減少します。
・血行不良
寒くなると肩や首の筋肉が緊張して凝ったような症状になります。この状態が長く続くと頭皮の血行が悪くなり、髪に十分な栄養が行き渡らなくなってしまいます。外出時には帽子やマフラーで防寒するなど、冷えによる血行不良に注意しましょう。
楽しかった夏も終わり、ハロウィン、そしてクリスマスの足音が聴こえますね。
これから師走に向けて仕事が忙しく、飲みに行く機会も増え、インフルエンザも流行りだすと思います。
今年も残り2ヶ月。多少の無理はしても、無茶はしないようにしましょうね♪
MELANGE 小川 淳一