『ギフハブ』って何でしょうね。
そこを紐解く前に、『ARっていう仮想現実で僕のいるところを
映したりして…』という証言がありました。
ということで、『ARとは何ぞや?』から書いてみます。
まず、現実と仮想世界の狭間を取り払う技術には
下記のようなものがあります。
・VR(仮想現実:VirtualReality:バーチャルリアリティ)
・AR(拡張現実:AugmentedReality:オーグメンテッドリアリティ)
・MR(複合現実:MixedReality:ミックスドリアリティ)
・SR(代替現実:SubstitutionalReality:サブスティチューショナルリアリティ)
ただ、MRとSRは日常に普及していないそうなので、
今回は無視します。VRとARは似ていますが、
ざっくり違いを言うとこんな感じです。
・VRとは、仮想世界に現実を反映させる技術
・ARとは、現実に仮想世界を反映させる技術
要は、仮想世界に現実の人間の動きを反映させて、
現実ではないが現実のように感じさせる技術がVR。
playstation VR等のゲームが代表的なものです。
そして、現実の世界の一部に仮想世界を反映させる
技術がAR。スマートフォンのアプリとして人気の、
『MSQRD』や『Snapchat』が代表的でしょうか。
カメラでライブ表示中の自分の顔にエフェクトをかけて、
動物っぽい顔に変えたり、目を丸く大きくしたりして
楽しめる機能を持つアプリ。あれです。最近だと、
ポケモンGOもそうでしょうか。
さて。問題は『ARで監視や盗撮・盗聴が可能か』ですね。
ロケーションベースARなら、GPS等から取得できる
位置情報にひも付けて”付加的な情報”を表示
することは可能です。ただ。今のところ主要な
位置情報源をGPSに頼る部分が大きく、表示位置の
精度的な面でズレが発生するので、監視となると
疑問が残ります。
他に、ビジョンベースARというのが2種類あるのですが、
どちらも『特定の物体に』対して情報を重ねることが
出来るもので、監視という点は難しいかと思います。
ASKA被告は『200メートル四方まではズームで追えるソフトを
を埋め込まれた』って言ってました。
う~ん…。ARだとポケモンGOや、観光スポットみたいに、
そこに何かを出させることは出来ますけど、ズームで追う?
そんなハイテクなアプリってあるんですかね?
カメラ機能を本人の意志に関わらずにONにさせ、それを
組織が遠隔でも見えるように乗っ取るという手法以外に
浮かばないんですけど…。
ちなみに、焦点距離28mm~112mmと書いてあれば、それは
光学4倍ズームでしたよね?
で、仮に、28mmスタートで10倍ズームと、35mmスタートで
8倍ズームだと焦点距離は同じ280mmのはず…。
※焦点距離とは、『反射鏡・レンズの中心と焦点との間の距離』
のことです。
で、スマホのレンズは、概ね、0.45mm。
このレベルで200メートル先を見るんですか…。
相当高額で高性能な望遠レンズキットを付けたとしても
届きますかね?
そもそも、アプリって起動しないと動かないんです。
常時起動アプリだと仮定したとしても、どうやって
ズームで追うのでしょう…。所詮カメラ機能ですよね?
覆えば済む話じゃないでしょうか。というより、ポケットや
カバンの中ですよね? 普通は…。
あるいは角度を変えるとか、置いて出かけても良いですし、
電源を落としたって良いわけであって…。よく考えなくても、
壁等の障害物もありますし…。
何か、正気の人間の発言には見えないです…。
続いて。『携帯にアプリを埋め込まれた』と言っていましたが、
そもそも出荷時点ではロット管理です。で、出荷前には、
テストが行われていて、品質管理はされているわけであって、
購入時点では少なくとも、一定のアプリ以外は
入れられていないはずなんです。
購入後の話なのでしょうか。
でも、ASKA被告の報道を見ている限り『気付いた』
んですよね?
ということは、出荷時点で埋められていたということでしょう。
どうにも矛盾が多いですね。『ギフハブ』に至っては、何のことやら
さっぱりです。
マスコミのフライング報道や傍若無人ぶりも酷いですけど、
ちゃんと事実を見せて欲しいものです。