今年もありがとうございました。2023年最終投稿 | 旅はブロンプトンをつれて

旅はブロンプトンをつれて

ブロンプトンを活用した旅の提案

今年も、残り2日となりました。

今年も懲りずにこの私的なブログを読んでくださり、ありがとうございました。

2023年(令和5年)は自分にとっては大きな変化のあった年でした。

昨年、20年以上乗った車とお別れしたのに続き、これまで2016年よりお手伝いしてきたお寺を8月で去ることになり、住職との最後の時を過ごさせていただきました。

思えば私が孤独に苛まれていたときに、声をかけてくださったのが彼でした。

しかし、彼はいつも「私がお手伝いしてくれているのは、ご本尊(弘法大師空海)の導きによるものだ」と感謝してくださっていました。

お寺を手伝う以上、仏教を学ばねばならず、角川ソフィア文庫の「仏教の思想」を1巻から順に読んでゆきましたが、全12巻のうち最終巻の半分まで読んだところで時間切れになりました。

けれども、深くて広い仏教の教えに触れるうちに、信仰とは何かについて学ばせていただきました。

そして、自己の信仰というものを仏教を通してみることで、一層理解が深まった気がします。

さらにお寺の周囲の人も含めて、高齢者の生き方についていろいろと学ぶことで、これから自分はどう生きたら良いのか、考えさせていただきました。

結局、手伝っているつもりが、自分の人生を手伝っていただいていた、助けているつもりが、助けられていたことに気付いたのは、残念なことに最後の方になってからです。

しかし、そこに気付けて良かったと思います。

なぜなら、どこのお寺に行っても仏教の息吹に以前よりも深く触れられるようになり、感謝の気持ちを忘れないようにしようと感じるようになったからです。

大きな別れがあるときには、大きな出会いがあるといいますが、最後のひと月余りの間に大きな変転があって、そこで私の生活はこれまでの仕事はお寺中心、プライベートはブロンプトンでの旅と読書中心という生活から、一変することになりました。

それについては、新年の挨拶のあとにでも、軽く触れようかと思います。

とにかく、生活上の悩みは尽きねど、自分なりに理解した神仏との意識的なふれあいをふかめ、人間を超えた存在の意思をしることと、それに沿って生きることの訓練が深まった年でありました。

真摯に自己に向き合っていれば、必ず答えは与えられると思います。

このブログを読んでくださっている方々が、平和に今年を終えて新しい年を迎えられるよう、心からお祈りしながら、残り少ない日にブロンプトンを駆って運動しながら生活したいと思っております。

どうぞよいお年を。