大曽根はなぜ今、1人芝居ミュージカルを公演するのか | 大曽根クルール 情報置き場ブログ

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どうも、大曽根クルールです。

普段は音楽専門学校や個人の教室でボイトレ講師をしたり、

舞台やミュージカルの音楽、個人への楽曲提供など楽曲制作をしたり、

ライブをしたり舞台に出たり、そんなイベント自体をプロデュースしたり

ともあれエンタメと共に生きいくと決めてしまった人間です。

 

そんな僕もいっちょまえに2021年9月、コロナ禍の真っただ中で第1子が誕生

仕事や育児に翻弄されながらの半年が過ぎました。

SNSにはあまり書いてませんが、やっぱり大変な毎日。(諸先輩方マジ尊敬っす)

 

 

本当ならじっくり育休を、、、と言いたいところですが、これが本業なので休むわけにはいかないこと、

あともうひとつ自己中な感情で言えばエンタメをやってないと僕の気持ちが死んでしまうこと。

これらの理由で完全に仕事をストップするという事はしませんでした。

とは言え、やはり外出しっぱなし生活は難しいためコロナ禍~育児期間は制作サイドを中心に行ってきました。

 

 

 

さて、前置きはこのへんに。

そんな時期にわざわざ1人芝居ミュージカルを公演する事について、です。

 

今度4/17(日)に芦屋にて1人芝居ミュージカルが2つ観られる「どこでも音楽劇」という公演を行います。

 

理由はいくつかあります。

 

まず前提としてはコロナが少しずつ落ち着いてきたことや、

育児に少しずつ慣れてきて仕事とのペース配分が朧げながら掴めてきたこともありますが、

大きくは以下が気持ち的な理由です。

 

 

まず、ひとつ目は僕自身がエンタメを通した目標として、

制作側でも演者としてもクオリティと数字の両方を取れる人間になりたいということ。

コロナ禍がやってきた2020年より約2年、演者としての活動はかなり抑えてきました。

ここ最近でお会いした方の中には、制作側のイメージが強い方も多いかもしれないくらい。

もちろん講師も音楽制作やイベントプロデュースも僕の性格に合ってるし意義もあるし、やっててとても楽しいです。

でも、やっぱりみんなの前で歌ったり芝居するのも大好きなのです。

 

 

 

あとひとつは冒頭に書いた子育てにも通ずるのですが、親の気持ちが分かったこと。

制作側もそうですが、お客さん側としても子供がいる親がいかにエンタメに参加しにくいか。

グズったらどうしよう、オムツ替えなきゃ、ミルクもあげて、電車も店も気をつかう、

エレベーターを探して、抱っこをせがまれ、帰ったら買い物してお風呂入れてご飯の準備。。。

そもそも未就学児が不可なイベントも多い。

その真っただ中にいる僕が当事者であるうちに、そこに少しでも寄り添った公演を行うべきだと思いました。

 

配信公演にすれば簡単なのですが、やっぱり生の舞台のあの雰囲気を味わいたい気持ちは僕はすごく分かります。

生の舞台と配信公演は上位互換・下位互換の関係ではなく全く別のエンタメなんですよね。

そこで今回は公演されている会場のすぐ隣の部屋にサブルームを作りました。

基本的には出来るだけ生の舞台の空気感を全員楽しんでいただけるように場内の意識を共有した上で、

もしも赤ちゃんが大泣きしてしまったり、じっと座っているのが苦手な方など、緊急避難としてこのサブルームに好きなタイミングで移動できます。

サブルームにはモニターが置いてあって、リアルタイムで隣の会場の本番の様子が観られる、という仕組みです。

もちろん、好きなタイミングでまた会場に戻ってくる事ができます。

まだまだ設備や経費の問題もあって最低限の配慮だとは思うのですが、

未就学児OKとするならばせめてこれくらいはすべきと考えました。

 

 

宮沢賢治を演じる森田学さんと、くまパーカーの僕。

 

もちろん感染症対策もガイドラインに沿ってしっかり行います。

席がぎゅうぎゅうになる事もありませんので、安心してご来場いただけます。

 

 

さて30分の演目が2つ観られる、今回の「どこでも音楽劇」

 

僕は「不思議の国のアリス」作者であるルイス・キャロルを演じます。

アリスの世界観やキャラクターが散りばめられた中で、アリス(観客)に読み聞かせするような形で物語が進みます。

このお話は構成上アドリブが比較的自由に入れられてしまうので、
本来のお芝居ではなかなかやらないような事も出てくるかもしれません。
そもそも「不思議の国のアリス」という物語そのものが「突然」の連続だし「不規則が規則」なのだから。
「ミュージカルとはこうあるべき!」
「アリスの世界観ではコレはやっちゃだめだろ!」

という声がどこかから聞こえてきそうですが、そんなの織り込み済みです。
アリスの世界では何が起こっても良いのだから、その狭間の中で楽しいと思ってもらえる事を探していきます。

 

僕はとにかく目の前のお客さんと今だけの時間を共有したいのです。
そんな想いから、気付けば「ちょっとだけ観客参加型」なお芝居になってしまいました。

 

 

そしてもう一人この企画を一緒に進めている森田学さんは、数々の名作をのこした宮沢賢治を演じます。

こちらもまた宮沢賢治の色んな物語のエッセンスを随所に感じさせながら、賢治自身の人生を描きます。

彼が駆け抜けた、決して順風満帆ではなかった人生。

メッセージ性のある、でも何か明確な1つの答えを押し付ける訳ではないところが僕は好きです。

 

宮沢賢治の演目だけは、先日に小学校での公演で披露したので、少しだけ映像でご覧ください。

 

 

 

 

どちらも題材が広く知られているので、事前知識がなくても楽しめるようになっています。

そしてこの作品はミュージカルなので生歌があるのですが・・・!

せっかく1人芝居ミュージカルなので、演奏も全て自分の声を何重にも重ね合わせて作りました。

 

 

 

これまでに小学校での公演や、個人宅での公演を経て、ついに誰でも観覧できる公演をおこなえます。

ちなみにこの写真は個人宅での公演。

設営も自分たちで行うので、とにかく最小限の人数で動けるのが利点です。

 

クオリティでも、数字でも結果を出していきたい。

僕にとってこれは所信表明であり、覚悟の公演となりました。

どうかこの生き様を見届けて欲しいと思っています。

 

 

・・・ここまで読んでしまったあなたは、来てくれると信じてます。

超信じてるので、以下はアクセスとかチケット購入について書きますね?笑

どうか、どうかよろしくお願いします。

 

 

 

大曽根さんと森田さんの『どこでも音楽劇』
〜賢治とキャロルを演じてみた〜

 

『どこでも音楽劇』とは、ともに「ミュージシャン」であり「役者」であるという大曽根クルールと森田学がふたりならではの発想で開催する音楽劇。
劇中歌の伴奏は、演じる本人の声だけを重ねて作りました。これぞ正真正銘の一人芝居!!


【日時】
2022年4月17日(日)
1回目:13:00 開演
2回目:17:00 開演
※開場は開演時間の30分前

※上演時間は約80分

 

【場所】
潮芦屋交流センター 2階 (〒659-0035 芦屋市海洋町7-1)
https://www.ashiya-sec.jp/access/index.html

 

【アクセス】

阪急芦屋川、JR芦屋、阪神芦屋の各駅より、阪急バス71番 〈浜風大橋南行〉に乗車。

阪急バス 「潮芦屋中央」のバス停で下車、南西へ徒歩約5分。

 

※開場時間の30分前に駅に到着する感覚で行けば確実です。

※お車でもご来場いただけます。

※近隣にはサイゼリヤなど、いくつかお店もあります。

 

 

【演目】
  実在した人物を題材にした音楽劇。  各回、下記の2作品を上演いたします。

 

 『あの頃のアリスへ』
  題材 ルイス・キャロル
  脚本 棚瀬美幸(南船北馬)
  音楽 伊藤靖浩
  出演 大曽根クルール

 

 『注文の多い宮澤賢治』
  題材 宮沢賢治
  脚本 モスクワカヌ(劇団劇作家・劇作家女子会。)
  音楽 伊藤靖浩
  出演 森田学

 

【料金】
 一般    3,000円
 22歳以下 2,000円
 未就学児 無料

 

【チケット】
下記URLより、希望日時のチケットをご購入下さい。

当日、会場受付で購入画面を提示いただければOKです。
https://kodoentk.thebase.in/

 

〈主催〉一般社団法人こどもエンターテイメント

〈協力〉スタジオクルール/株式会社アイミーマイン

 

 

 

 

ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。

少しでも興味を持ってくださったら、ぜひ4/17(日)にお会いできれば嬉しいです。

ぜひ!!!