ペットのお悩み、困りごとは飼い主さんの思考で改善できる!!
 

 思考とペットコミュニケーションの専門家

へんみなおこです。
 
 
 【私の人生をたどる旅 世界観ブログ】
 
 
わたしの人生の振り返りを書いています。
 
 
嬉しい楽しいこともあったけど
出来るだけ悲しい、辛い、ひどいことを書いています。
 
それはその中に本音の自分が発見できると思うから。
 
そんな本音に今の私が寄り添いつつ書いています。
 
ここに書けるということは
その出来事を消化しているから。
 
どんな自分も認めつつ、書き出していこうと思います。
 
時に暗く「大丈夫?」って心配になるかもしれないのですけど
書くことでさらに消化してますので、本人は案外大丈夫です。
 
 
 

前回のお話し

☆先生ごめんなさい、最初から裏切るつもりでした。私の世界観 第25話】

https://ameblo.jp/cuhaanya-nao/entry-12444587792.html

 

 

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第26話

 

さて中学時代は終わります。

 

思い出せない、記憶がありません、

って言っていたけど書き出していると

結構出てくるもんだわ。

 

 

都合悪いことは思い出したくなかった、

だけのことでした、はい、認めます(汗)

 

 

中学を卒業し、

いろんなことから逃げ続けたわたしが次に逃げた先、

 

 

それはその当時付き合っていた2歳年上の彼のところでした。

 

 

彼も高校を中退し、社会人となって働いていました。

 

その彼の家に転がり込んだのです。

 

彼は一人暮らしじゃありません。

 

ご両親がいて、お兄さんと弟さんがいる男三人兄弟の中間子。

 

中学生の頃からよく遊びに行ってたので

ご両親とも兄弟ともわたしは仲良しでした。

 

 

とくに彼のお母さんはわたしの家庭のことを知っていて

 

 

「なおこは可哀想過ぎる!探しにもこない親は変だ!」

 私が面倒をみてあげるから、この家にいなさい」

 

って言ってくれたんです。

 

 

どうやら私の母に電話したようで

その受け答えに驚き、面倒を見ようと思ったようでした。

 

 

太っ腹な面倒見のいいお母さんって感じの人でした。

 

 

私は大人に初めてそう言われたので

びっくりしたけど嬉しかったのです。

 

彼のお母さんだったから、っていうのもありますね。

 

 

 

それから私も彼と同じ会社に就職して働き始めました。

 

 

彼の家でお母さんに料理を教えてもらったり

一緒に買い物に行ったり、家族の団欒を過ごしたり。

 

 

本当の娘のように扱ってもらいました。

 

 

ある意味幸せな時期だったと言えるかもしれません。

 

 

 

でもね、私の中には、

幸せを感じれば感じるほど

このままじゃいけない、そんな言葉が出てきちゃう。

 

 

 

自分は幸せになっちゃいけない、そう思っているんです。

 

 

 

私の思考の大元に

 

 

「私は幸せになっちゃいけない

 なぜなら価値のないダメなわたしだから」

 

 

が 根強くあるので、それが現実となって

不幸な出来事を作り出し、人生をダメにしてきました。

 

 

今回も、そうなんです。

 

 

それともう一つ。

 

やっぱり母のこと。

 

 

どんなにひどい母でも

やっぱり「母」なんですよ。

 

私を産んでくれて、大好きな母なんです。

 

 

彼のお母さんに受け入れてもらって嬉しかったけど

心の中で、お母さんを悪者にして、一時的な幸せや安心感を手にしようとしてる

自分の気持ちにどこかで気づいていて

 

 

「このままじゃいけない」

 

 

この言葉を出していたんです。

 

 

自分が本当に求めているのは

「母」の愛で、その中で幸せになりたがっていた。

 

 

わたしの中の子供心は

「母」を追い求めていたのです。

 

 

でも思考の大元の

「幸せになっちゃいけない」が

 

母の愛がない現実を作り続けていました。

 

 

当時のわたしはそんな本心に気づけなくて

手に入れたひとときの安心な居場所を壊し始めていました。

 

 

彼と喧嘩する

他の友達と遊びに行ってしまう

仕事も休みがち

 

うまくいかなくなって結局

家に戻りました。

 

 

でもね、やっぱり家には居場所がないんです。

 

 

その頃、母は付き合っていた「男」に

父の残してくれた遺産を巻き上げられ無一文になり始めていました。

 

そうなればもう「男」は母が用済み。

 

だんだん離れたり、価値が亡くなったとばかりに

暴力を振るったり、見ていられない状態でした。

 

事態はさらに悪化の一途をたどっていたのです。

 

 

「もうお金がない」

 

いつの間にか借金もしていたようでした。

 

 

わたしはそれに頭にきて

 

「どうして普通の親になれないの!!!

 子供もいるのに、なんでー!!!」

 

ってなんども母に悪態ついたし、心の中でなんども母を殺した。

 

 

「男」もいなくなったし

お金もなくなったから

 

 

家は

電気が止まる

電話が止まる

ガスも止まる

 

 

そんなのが日常茶飯事だった。

 

 

今日のご飯は食べられるのか。

そんな状況でした。

 

 

収入があると母は一気に使ってしまう人で

暮らしは安定しません。

 

 

借金の集金がきても平気な顔して

 

「ないから。」

 

っていう。それでも取り立てられると逆ギレして

 

「ないもんはないの!!」

 

と言い切ってしまう人でした。

 

 

隣の部屋で聞いてたわたしは

その開き直りっぷりに驚いて、呆れて、バカにしました。

 

「生きてく力ないんじゃん」って。

 

 

何年か経って姉に当時のこと聞きました。

 

どうやら母は「その筋の男」に父が死ぬ時から目をつけられていて

最初から騙し取るつもりで、「その筋の人たち」にむしり取られたそうなんです。

 

未亡人はこうして狙われやすいんだよって聞きました。

 

それでも、子供が四人もいるのに

「なんで」「どうしてそんなことを」

という思いの方が勝ってしまって母を許せませんでした。

 

ずっと許せないって思いが消せなくて

それでも心の底では母を求めていて

 

このジレンマがずっとずっと苦しかった。

 

 

「普通のお母さん」

 

 

これがずっとわたしの憧れでした。

 

 

でもね、今のわたしは、こんな母にしてしまった

わたしの本当の心を見つけて、母への許せないって思いが消えました。

 

「幸せになっちゃいけない

 なぜならk価値のないダメなわたしだから」

 

 

という思いは、不幸な人を作り出す。

そして自分も不幸になっていく。

 

 

 

思い返してみれば

母は学校にいけなくなったわたしに

無理に「学校へいけ」とは言わなかった。

「勉強しなさい」とかも言わなかった。

 

 

そういえば

「なおこはできる子だから」って言っていた。

 

そう、普通のお母さんじゃなかったいい面です。

 

 

わたしがペットロスでインドへ生きたかった時も

自分は入院中で歩けなくなっていたのに

 

「なおこにインドに行かせてあげて」

 

姉に言っていたという。

 

母は本当は愛の人だったんだよな、って

紆余曲折あったけど、遅まきながら、わたしは気づいた。

 

 

母を許せない気持ちがいっぱいで

母が生きてるうちに気づけなかったけど。

 

 

気がつけば姉妹の誰よりわたしは母の介護をしていた。

 

 

調子が悪いとわたしに連絡が来る。

姉も妹もいるのに「なんでわたしなの!」

って怒ってたけど

 

わたしがそうやって頼りにされたかったんだよね。

 

母のためにしてあげられるわたしでいたかったんだよ。

 

「なおこは頼りになるから」

 

いつもそう言っていたっけ。

 

 

頼りにされることで

親の愛を得ようとしていたことに気づいた。

 

だから生きるのが下手な、ダメな母にしていたんだね。

 

 

お母さん

ごめんなさい。

そしてそして。。。

大好き。お母さんの子供でよかった。

産んでくれてありがとう。

 

 

生きてるうちに言ってあげたかったよー。

 

 

 

 

「お母さん、大好きだよー」

 

 

 

 

 

また書きますね。

 

今日も読んでくれてありがとう〜流れ星流れ星

 

 

 

 

初めて自分をヤバイと思った【私の世界観 第27話】

https://ameblo.jp/cuhaanya-nao/entry-12445497050.html