【私の人生をたどる旅 世界観ブログ】

 

 

思考とペットコミュニケーションの専門家
へんみなおこです。
 
 

前回のお話し

 妹が生まれた日【私の世界観 第16話】

https://ameblo.jp/cuhaanya-nao/entry-12439642735.html

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第17 話

 

私と動物との出会いは

父が大事に飼っていた鳥との出会いが記憶にある最初です。

 

「十姉妹(じゅうしまつ)」という種類の鳥を

父はたくさん飼っていて窓辺に鳥カゴがズラーと並んでいたのを覚えています。

他にも「文鳥」や「インコ」もいて賑やかでした。

 

 

いつも鳥の鳴き声が聞こえていて

卵を産むと親鳥が大切そうに抱きかかえていたのを見るのが好きでした。

 

 

 

卵のカラを破って出てくるひな鳥が何羽もいて

お母さんがいっつもくちばしで世話をする様子も好きでした。

 

 

よく父のお手伝いをして

鳥かごの掃除をしたり、お水を替えたりしてたなぁ。

 

 

また大きな水槽もあって、小さな魚も泳いでいて、それも卵から稚魚にしたりしてました。

 

日曜になると朝から活き餌を買いに行ったり、水槽の水換えとかお手伝いしてました。

 

そういうのは大好きで姉妹の中で手伝っていたのは私だけだったかも。

 

 

水槽は鉄工所を営む父のお手製で、嬉しそうに魚のお世話をする父が大好きでした。

 

 

そんな影響なのか、私も自分の鳥が飼いたくなって

4年生の頃、父に無断で鳥屋さんに行って文鳥のヒナを買ってきたことがあります。

 

手に乗って懐いていく文鳥が可愛くてヒナから育てたかったのです。

 

ひな鳥は最初に見たものを親だと思う習性があると知っていたのでヒナにしたんです。

 

私だけを見てって思っていたんですね、きっと。

 

 

ヒナには数時間おきに粟(あわ)や稗(ひえ)を水で浸した食事を与えなくてはならず、

学校へも連れて行って世話をしていました。

 

休み時間に食事を与え、授業中はヒナの声が教室に響いていました。

 

 

今思うと先生はよく許してくれたなって思います。

当時は今より色んなことが緩かったのかもしれませんね。

 

 

そうやってヒナの世話をしていて、

いつも一緒にいたくて、夜も布団に入れて一緒に寝る、なんてしてました。

 

 

さすがに潰しそうで恐々寝ていましたね。

 

 

そのヒナもちょっとしたことから、死んでしまい随分悲しい思いをしました。

諦めきれずにその後も何度か鳥を飼っていました。

 

 

 

今思うと子供でしたから

随分と無責任な飼い方をしていたんだと思います。

 

 

親に内緒で買ってきては、

空いてる鳥かごもないので、

書棚に入れてしまったり、

鳥かごの扉を閉め忘れて飛んで行ってしまったりと、

ずいぶんと可哀想なことをしちゃいました。

 

 

そんなある日私は体調を崩してしまいます。

 

 

もともと虚弱体質ですぐに熱を出したり風邪をひいて学校もよく休んでいた私です。

ある時、呼吸が苦しくなって、病院へ行くと「小児喘息」と診断されました。

 

 

色々問診され喘息の原因が「鳥」であることが発覚しました。

 

 

一緒に寝たり、

よくお世話をしていたので

近づき過ぎてしまったのが原因かもしれないということでした。

 

 

 

頻繁に発作が出るので、学校もさらに休みがち。

 

もう家に鳥を置いておくわけにもいかず、ある時1羽もいなくなっていました。

 

鳥を近づけないように!と病院から言われ、父は鳥を誰かにあげたようでした。

 

 

鳥の鳴き声がなくなった家はシーンとしていて、

学校を休んで布団に寝ているのが寂しかったのを覚えています。

 

 

父からも鳥を奪ってしまったんですね、私は。

 

 

犬も飼っていた時期がありましたが、あまり世話もせず、仲がよかったとは言えない関係でした。

 

母は動物は苦手だったので、いつも父が世話していて、私の動物好きは父譲りなのかもしれません。

 

 

小児喘息は大人になってだんだん軽くなりましたが、

アレルギー体質は変わらず、実は犬、猫アレルギーなんです。

 

 

犬2頭、猫3匹もいるのにね 笑

 

 

 

にゃにゃ子を保護した15年前、ひさびさに呼吸困難になって、病院のお世話になりました。

 

仔猫でしたからミルクをあげたり、トイレをさせたりして世話をしたのですが、

ゼーゼーと苦しくなってしまうので一緒に寝れないし、顔を近づけて可愛がれない汗汗

 

好きだからスリスリしたい!!

でも しちゃうと苦しくなってくる ショボーン

 

 

ある日、いつものように世話をしながら、

頬ににゃにゃ子が近づいて甘えてきました。

 

 

当時はにゃにゃ男もいたので2匹で甘えてきたんです。

(にゃにゃ男は今はいません)

 

スリスリしていたら案の定呼吸が苦しくなってきて。。。

 

 

あー、やっぱりダメなんだ…

一緒には暮らせない、誰かに引き取ってもらわなきゃ。。。

でも 一緒にいたい

 

 

呼吸が苦しくなりながら、そんなことを考えていました。

 

そのうち意識がふわーっと薄れ始めてきて。。。

 

 

薄れゆく意識の中で

一緒にいたい!

一緒にいれるならもうどうなってもいい!!

 

 

強く強くそう思いながら意識がなくなっていきました。

 

 

 

 

どのくらい経ったのか。

 

 

 

 

目が覚めたとき

呼吸は普通に戻っていました。

 

 

あれ?苦しくない。

 

 

仔猫も私の顔の横で眠っています。

 

 

こんなに近いのに苦しくない

 

 

不思議。。。

 

 

 

それから仔猫に触っても

一緒に寝ても苦しくなりませんでした。

 

 

 

一緒にいたい!

一瞬の強い気持ちが体の症状に勝ってしまったのでしょう。

なんと発作が出なくなってしまったのです。

 

 

 

そんな仔猫も今は16才。

すっかり長老の貫禄が備わりました!

 

 

今でも毎晩 顔くっつけて一緒に寝ていますニコニコ

 

 

話が現在に戻っちゃいましたね。

 

 

私の今につながる動物たちとの繋がり

 

 

そこには父が存在していたんだな、って懐かしく思い出しました。

 

 

 

 

今日も読んでくれてありがとうございますチューリップピンクチューリップ紫

 

また明日も書きまーす!

 

お父さんがALSになって入院!【私の世界観 18話】

https://ameblo.jp/cuhaanya-nao/entry-12440912219.html