Art of Language | Have a cup of tea

Have a cup of tea

主に英国に関する出来事を記録しています

BBCカルチャーのページで、『翻訳不可能な11の言葉』(Eleven untranslatable words)という楽しい記事があった。
あるアーティストが、世界の国々の言葉で、英語に翻訳するのが難しい言葉をイラストで表現したという。記事では、その11個の言葉とイラストが紹介されている。(リンク

ドイツ語、フランス語、イヌイット語のほか、日本語の言葉も2つもあった。それは、「木漏れ日」と「バックシャン」!
「木漏れ日」のほうは和英辞典に載っていたが、文章での説明で、英語一語でズバリ該当する言葉はないらしい。「バックシャン」って久々に見た言葉。たしか、バックとマジシャンを組み合わせた言葉だっけ?後姿で惑わすみたいな感じだから・・・と思ったら、「シャン」は「美しい」という意味のドイツ語らしい。変な造語だ。

ノルウェー語の"Utepils"は、「晴れた日に外に座ってビールを楽しむ」という意味があるそうだが、日本語でもそれを一言で表現できる言葉があるかしら?と考えてみたが思い浮かばない。イヌイット語の"Itsuarok"は、「人を待っている時のイライラした気持ち」という意味だそう。

紹介されているこのイラストが素敵で気に入ってしまった。先月だったか、火事になっていたグラスゴー・スクール・オブ・アートのデザインで有名なチャールズ・レニー・マッキントッシュとか、アール・ヌーボーかそのあたりの絵画のよう。

言葉は芸術の源ともいえるだろうか?言葉が通じなくても絵画や音楽などの芸術で表現できるのは素晴らしいと思うと同時に、やはり、言葉が基本になっていると思うと、奥が深いし、興味が尽きない世界だなぁ・・・と思うのだった。