Kindle Paperwhite | Have a cup of tea

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ついにタブレット、というかKindle Paperwhiteを入手したのは8月のことだった。

去年の夏頃も、旅行前にさんざんKindle FireとかiPadなど、タブレットを購入しようかどうか悩んだ挙句、結局、手を出さずじまいだったが、今年は、初夏のある時期、テレビでPaperwhiteのCMが流れまくっていた頃、購入意欲をかきたてられた。

今回もやはり、Kindle Fireか、iPadか、Paperwhiteか迷ったが、自分の用途を考えると、あまり出歩いてタブレットをパソコン代わりに使うこともなさそうだし、とりあえず、Project Gutenbergで提供しているような英文学の古典作品の電子版をパソコンではなく、例えば、夜寝る前に、ベッドに寝転がってタブレットでちょっと読めればいいなぁということで、目に優しい電子インクのPaperwhiteに決めた(寝ながら読む時点ですでに目には優しくないのだが・・・)。

しかし、購入前に解決しなければならないことがあった、それは、家のインターネットが無線LAN環境でないことだ。レンタル使用している光ルーターは無線LANを設定できる機器のようだったが、説明書を読むと、設定がどうも面倒に思えた。なので、いろいろ代替案がないか調べて、結局、ホテルなどのLANケーブルから無線を飛ばせるその名も「無線LANルーター ホテル用」というのを購入して試してみることに。

商品が到着し、Amazonで早速、古典作品(0円が多い)のKindle版を購入。芝居を観るので予習するためにシェイクスピアの『King Richard III』のほか、今回の旅行で訪れる予定のCarlyle's Houseのことが書かれた夏目漱石のエッセイ『カーライル博物館』、そして友人が新しく出て面白かったと教えてくれた漫画『ベルサイユのばら 外伝1、2』などをゲット。自宅のLANケーブルにホテル用ルーターを接続したら、問題なくダウンロードできた。

タブレット操作に慣れていないので最初はうっかり画面に指が触れて、ページがすぐに飛んでしまい、どこを読んでいるのかわからなくなったりしたが、徐々に操作にも慣れてきた。洋書・和書とも、辞書機能がとても便利で、夏目漱石の古い本では昔使われていた難しい言葉をすぐに調べられるのがよい。

ところで、6月に受けたアメリカ文学史の試験は、見事ヤマが外れて不合格だったので、過去問を再度調べ、さらに時代を拡大して作家の概要を読んでいるが、旅行前ということでどうも集中できない。ただ、このPaperwhiteを購入したおかげで、気になる作家の作品を手軽に入手して読めるようになった。1900年代初頭までの作家の作品なら0円が多い。それで、エミリー・ディキンソンとサラ・オーン・ジューエットの作品を入手してみた。二人はニューイングランドの女流作家であるが、先日、偶然にも、仕事でニューイングランドに関する記事があったので、その土地の事を少し知ることができて、さらに興味が深まったのだ。