エッセイ
「梅雨の過ごし方2」



どうも。
エッセイを書き続けて80年のエッセイ職人。
越性柿衛門(えっせい かきえもん)と申します。《めっさ胡散臭いな》
文字通り、性別は越えてます。《それどーゆ意味なん?》
親しい知人からは『似非(えせ)職人』とゆー愛称で呼ばれております。《シャレでバカにされとるやん》



かなり昔ですが、エッセイで『梅雨の過ごし方』をレクチャーした事がありました。《レクチャーゆーな》

 

 

なんか、いくつか書いたように思っていましたが、実際はこの1個しか書いてなかったですね。なんでやろか?
きっと他の記事の中で
「そろそろ梅雨やから梅雨の過ごし方のエッセイ書くで~」
って何度も言いながら全く書いてなかったのが原因かも。
書いた気になってただけっぽいですな。《ええ加減な性格やな》

前回の『梅雨の過ごし方』は2008年に書いたものなので、あれからもう15年以上経っています。
あの頃生まれた男女が、完全にイチャイチャできてしまうお年頃になるぐらいです。《例えが不適切やぞ》
そんな悠久の歴史を感じさせる記事をこのブログで投下したのは、1年前の6月ですけどね。《つい最近やないか》
とゆーわけで、今年の梅雨が来る前にもう一度『梅雨の過ごし方』についてエッセイを書こうと思います。
最後まで気を抜かないように注意してください。《そんな危険な内容なんか?》




もういくつ寝るとやってきます、お梅雨さんが。《おつゆってゆーな》
その音ズレを《訪れやろ。なんの音がズレとんねん》
歓迎する人ってあんまりおらんのじゃなかろうか?《そうかもな》
少なくともぼくの身の回り……こっちのハゲ親父やあっちのハゲ親父は歓迎してなさそう。《あんたの身の回りはハゲ親父しかおらんのか?》
大自然の中ではこの梅雨も必要なものだとは知っております。
これが無かったら…いや、不足気味だけでも、農作物の秋の収穫がぐんと減る事でしょう。
夏の水着不足の原因にもなります。《水不足な。水着は知らんけど》
そんな事は分かってますが、だからっていちいち歓迎セレモニーは催したくないですな。《催さんでええと思う》

ではなんで歓迎する気のないのか…。
今ここで考えなあかんのかな?《嫌なんかい》
ここで考えんかったら、このエッセイはぼくのパンツの生地のようにペラッペラな薄っぺらいものになるんでしょうなぁ。《あんたのパンツの生地なんて知らんし》
ちなみにぼくのパンツの生地は、パイ生地みたいなんを想像しといたらええでしょう。《想像さすなよ。ほんでえらいカサカサで周りが汚れそうな生地やな》
美味しさが何層にも織りなすハーモニー♫《食うなよ》
絶対にお皿の上か新聞紙の上で食べるように。《食わすなって》
ん?パイ生地みたいなパンツ?《あかんて!絶対それ以上考えるな!!》
いやそれはどーでもええねんって。《よしよし、それでええ》

なんで梅雨は歓迎されないのか?《それが本題やんけ》
ぼくの考えでは、雨が降り続くからでは?《いやそれ当たり前やん》
雨が降るとなにかと不便な事が増えますもんね。
それを独居のぼくが少し列挙するとゆー暴挙に出てきましょうか。《なんやねんそれ》

まず服が濡れるし靴も濡れるし靴下も濡れる。色んな場所が濡れますな。《細かいのは省略せーよ》
パンツ付近が濡れるのはまた別の機会に。《そっちに行くなって》
傘をささなあかんし、持ち運びも面倒ですよね。
自転車やバイクに乗るのにカッパを着なあかん。
そしてこの時期は蒸し暑くて、ムレムレになるのも超不快です。
例えるなら…マリアナ海溝なみに超深い…。《“ふかい”の意味がちゃうがな》
言っときますが、ぼくの懐は超浅いよん。《そやろな》

気温や湿度については後回しにして、まずは雨に濡れるとゆー事実についてどげんかせえんといかんですねん。《方言がめちゃくちゃ…》


雨は空から降ってくる。
いつまでもいつまでも降り続ける。
そしてぼくは
いつまでもそこに立ち尽くし
いつまでも来ないチミを待ち続ける。
そう
ぼくは中堅リオ公なのさ。
間違ってもブル公とは呼ばんといてな。

《なにを読まされてんの?これなに?ポエム?忠犬ハチ公のパクリ?》

雨が降ってくる空をシャットアウト!!
これで雨に濡れません。《傘と一緒やん》
今「傘とおんなじちゃうの?」と思ったそこの一般市民。《あんた何様やねん?》
空自体をシャットアウトするんやから、傘をささんでも雨は降ってこんのですよ。
これはグラミー賞も射程範囲でっせ?《それ音楽の賞やん。強いて言うならノーベル賞ちゃうんか?》
イメージとしては、天神橋筋商店街のアーケードの屋根のような感じ。
あそこには随分とお世話になりましたよ('◇')ゞ《アーケードの屋根はそこだけちゃうけどな》
人が歩く全国の道路の上に、このような屋根を設置するんです。
どーですか?この発送。《発想やろ?どこになにを送った?》

いや待てよ?
地下道って手もありますな。《結果は一緒みたいなもんやん》
雨には濡れへんのでしょうが、やっぱりお天道様の光は欲しいところ。
いくらハゲ親父が大勢おったところでって話です。《お天道様の代わりにしようと思ったんか?》
雨が降るたんびに地下に潜るやなんて。そんな生き方したくないですもんね。
なので地下道の案は却下。

ほんで次に考えたのは、レインスーツを着用する案です。《それって普通ちゃうん?》
レインスーツ……
このぼくが当たり前のレインスーツを着用すると思いますか?《思いたくても思えんな》
もちろんバイクに乗る時はレインスーツを着用します。
でも今話題にしてるのは、梅雨の過ごし方です。
梅雨のシーズンをずっと快適に過ごす方法を考えてるんで、単にバイクに乗る時だけの話ではなーい。
生活全般です。《マジか!》
朝起きて、移動やら仕事やら遊びやら、人には言えん秘密の活動やら《それなに?》
最後は寝る時まで、ぜーんぶひっくるめてのレインスーツ着用でっせ。
4文字熟語で頭脳明晰風に言わせてもらうなら…
『常時着用』です。《陳腐な言葉やな…》
常時着用…まさにパンツやがな。《あんたパンツ好きなんか?》
いや、この梅雨シーズン常時着用レインスーツは、パンツ以上に情事着用です。《“情事”になってもーてるぞ》
もっと分かりやすく解説しましょう。《さっさとそうせーよ》
このレインスーツを着る事によって当然雨に濡れる事は一切ありません。
しかも暑かったり蒸れないように、エアコン完備です。《エアコン完備のレインスーツ?》
もうね、ハッキリ言わせてもらうなら…着っぱなしですわ。《常時着用やから分かっとるわ》
もっと分かりやすくイメージするなら…
外見はまるでロボットです。《なんですと?》
ロボットみたいなレインスーツを身にまとう…そんなイメージ。
見た目はまさにロボットです。
その中に人がおって、エアコンも効いてるっちゅー感じ。《うーん…あんまり斬新さは感じんけどな》
密閉空間なので、雨が降っても中におれば濡れる事はありません。
ゆーたら水中に飛び込んでも濡れませんわな。《それはすごい。でも水中に飛び込みたくない》
ただ構造上、泳ぐ動きには適さないので、歩くしかできないでしょう。《水中を歩くんかい…》
もちろん座る事は可能ですのでゆっくり休憩できます。《水中でじっと座っててどーすんねん?》
寝るのもOK。《水中で寝るなよ》
とにかく目的は、雨を気にせず生活できるって事。《確かに雨は気にせんでええんやろうけど…》

しかし…
もしこのレインスーツが当たり前の世界になったと仮定しましょう。《考えたくないけどな》
梅雨のシーズンになった途端、人間がみな見た目ロボットみたいな格好になって生活するんです。
ワクワクしませんか?《異様やわ》
老若男女。性別も関係なし。このレインスーツを着れば人間みな平等。
サイズも……これは色んなサイズを用意しとかなあかんね。
赤ちゃんから長身の人、痩せてる人や太ってる人。
ケツデカい人、頭がデカい人、毛深い人…《それサイズに関係ないやろ》
巨乳用も要るか~💦面倒ですな。《あんたが巨乳ちゃうんやから》
あ、赤ちゃんは大人と一緒にセットにすりゃええか。
要は赤ちゃんを抱っこしたりおんぶしたりした格好のレインスーツです。《ずっと抱っこせなあかんがな》
それか、やっぱり赤ちゃんは別にして、ベビーカー型のレインスーツでええか。《もはやスーツやなくて雨用ベビーカーでええやん》
とにかく細かいサイズや形のんを製造せなあかん…って事は、ものすごい数の生産ライン設備が必要になる。
そうなると必然的にコストが跳ね上がりますな。ぼくの寝ぐせのように。《どんだけ跳ね上げとんねん》
1着〇〇〇万円のレインスーツ。
車も買える値段かも。
一人暮らしならまだしも、家庭持ちなら…
それを家族全員分購入せなあかん。
うわ~……お金かかる~。《そらそうやろ》

もう雨がかかった方がええかもね。《あきらめたんかい!》

もっと他の手がありますが、長くなってしまうのでそれは来年の今頃にエッセイとして書きますね。《まだやんのかい…》

ほんまこれ、永遠のテーマになるかも知れません。《もっと他に考える事あるやろ》
チミたちも真剣に『梅雨の過ごし方』を考えましょう。《断る》


では、今年の梅雨も頑張って乗り切りましょう。《過ごし方…どうすんの?》

越性柿衛門(えっせい かきえもん)でした。
また来年のこれっくらいの時期にお会いしましょう( ´ ▽ ` )ノ《曖昧やの》