男女の会話55

「子供向けアニメの野望2」

男:こんばんは。男です。
女:こんばんは。こんな女です。
男:どんな女やねん?
女:興味ありありでっか?
男:ちゃうし。
女:このようにまったく興味も持ってもらえない女です。
男:そんな淋しいことゆーなよ。
女:いや、せいせいしてます。
男:嫌な女やな、キミ。
女:『嫌な女』って言葉には、もう耳の穴と手の指と足の指にタコが生息してますわ。
男:そんなとこでタコ飼ってんのかい。ほんで指のそないタコが多いんか。一体なにしてんの?
女:指先使った工作です。
男:足も?
女:使ってます。
男:……それ、詳しく聞かせてくれへんか?
女:あとにしてください。
男:なんや、忙しいんか?
女:マンさんほど暇やないんで。
男:なんか機嫌悪そうやな。あ、わかった。嫌な女ってゆーたからか。
女:ちゃいますがな。今回のタイトル見てくださいよ。
男:おお!!あれの第2弾やな?
女:わざとらしいですなぁ。
男:だってあれからけっこう経ったからな。
女:そう、あれは確か3年前…。
男:いや、たかが先月の2月ぐらいやろ。ほんで3年前ゆーたら、その頃はまだオレら、会話すらしてなかったで。
女:あたしなんてまだ生まれてなかったですしね。
男:キミは今3歳未満なんか?
女:さぁ時間もないのでさっさとやりまっせ。
男:いきなりかい。
女:いつも前置きが長いんですよ。それで文字数が8万字になってまうんです。
男:そんなに長い会話した覚えないぞ。
女:取りあえず説明するのもあれなんで、以前の記事のリンクを貼っておきますね。
男:はいはい。

 

 



女:ではまずは『ど根性どぜう』です。
男:んーっと…これは明らかに『ど根性ガエル』のパクりやんな?
女:オマンジュです。
男:オマージュって言えって。で、内容は?
女:どじょうのジョーが、
男:おいおい、ちょっと、ちょっと待って。
女:なんでっか?
男:どじょうのジョーって、なんか外国風な名前やけど、ひょっとして外国のどじょうなん?
女:日本産のどじょうです。あくまでもニックネームです。『エースのジョー』と間違わんわんように。続けていいですか?
男:それ、宍戸錠やないか。ニックネーム必要なんか?…ああ、どうぞ。
女:ジョーが偶然倒れてきたヒロくんの下敷きになって潰されてしまうんですが、なんでか知らんけどヒロくんのYシャツに張り付いたまま生きるってストーリーです。
男:ヒロくん…ひろしのパクリか。
女:お万寿です。
男:漢字にすな。ほんでTシャツやなくてYシャツなん?
女:そうですけど。それがなにか?
男:Yシャツ着てるってことは、ヒロくんってスーツ着てる人なんか?
女:いかにも。ヒロくんは50歳過ぎの色黒のおっさんリーマンです。なかなかでしょ?
男:なにがなかなかなんかよう分からんけど…。ちょっとまだツッコんで聞きたい。
女:興味ありあり?
男:そんなノリやない。そのおっさんリーマンが偶然どじょうの上に倒れてきたってゆーシチュエーションがよう分からんねん。めっちゃ無理してそうなったようにしか見えんねんけど。
女:おっさんリーマンやなくてヒロくんって呼んでください。あとどじょうやなくてジョーって呼んでいただきたいと存じます。
男:面倒やな…。
女:おっさんリーマンが、とある浅草のどせう料理店に行ったんです。
男:キミもおっさんリーマンって呼んでもーてるがな…。
女:そのどぜう料理店の店長と知り合いやったおっさんリーマンは、桶に入った生きのええどぜうたちを見せてもらってたんです。
男:キミがどぜうとかゆーてるやん。ジョーって呼べってゆーてたのに。
女:そのどぜうたちの中にジョーがおったんです。
男:ああ、どじょうが複数おったんか。
女:そうやって桶に入ったどぜうたちを見て楽しんでたんですが、おっさんリーマンがジョーに対して指でチョンチョンとちょっかいをかけてたら、怒ったジョーが「なにするんだジョー!!」って、ぴょんと桶から飛び出てしまいました。
男:そのセリフ、ダサいからやめとけよ。
女:おっさんリーマンのヒロくんは驚いて尻もちをつきました。そして桶から飛び出してぴょんぴょん跳ねてるジョーを捕まえて桶に戻そうと、悪戦苦闘します。
男:そんなことしてるうちになにかのはずみでそのどじょうの上に倒れてしまったんやな?
女:ジョーの上にね。
男:なるほど。それでYシャツにどじょうが張り付いたと。
女:ジョーがね。
男:そしてそこから、Yシャツに張り付いたどじょうとの生活が始まるってことやな?
女:ジョーとのね。
男:一体その後はどんな生活になるんやろか?って、気にはなるかな。
女:興味ありありって感じでっか?
男:それほどでもないけど。
女:とりあえずそんなあらすじのアニメです。
男:分かった。頑張って製作してくれ。
女:しまへんけどね。



女:次はこれです。『Dr.ストップみぞれちゃん』
男:これはこれはまた、分かりやすいパクリやな。
女:お饅頭…いや、オマンジュですってば。
男:とうとう饅頭にしてもーたんかい。オマージュな。
女:あらすじを簡単に説明します。
男:めっちゃ簡単にしてくれ。
女:興味ありあり?
男:しつこいな!!
女:めちゃめちゃ勉強したみぞれちゃん。オールでのクラブ遊びもせず、ホストクラブ通いも我慢し、ショッピングもせずに身の周りの男たちに貢がせていたみぞれちゃん。
男:かなりひどい女やな、そいつ。
女:その勉強の甲斐あって、やっと気象予報士の資格を取得できたみぞれちゃん。いや、蜃気楼みぞれちゃん。
男:気象予報士にピッタリの名前やな。芸名か?
女:本名です。数あるペンネームの1つってゆータレコミもありましたけど。
男:ペンネームなんかい。誰からのタレコミやねん。
女:まぁそれはいいとして、なんとか資格を取れたのはええんですけど、大好きな遊びをずっと我慢してたからか、かなりのストレスで精神的にもボロボロになり、医者からドクターストップをかけられたとゆー、そんなあらすじです。
男:なんか浅いあらすじやな。そんなんでアニメのストーリーとして成り立つんか?
女:大丈夫です。ドクターストップをかけられながらも、気象予報士として人気を得ていくとゆー、今までのアニメでは無かったセ〇クスストーリーですから。
男:サクセスストーリーって言えや。しかもなんで伏字入れとんねん。確信犯やろ。
女:あっちかと思ってました。
男:今まで間違って使ってたんかい?しかも伏字で?そら伏字使うやろな!!
女:まぁそんな感じです。次に進んでよろしい?
男:ああ、次な。どうぞ。


女:次はこれです。『巨根の欲しがりさん』です。
男:おいおいおい。もうそのタイトル完全にあかんやろ。
女:あきまへんか?
男:子供向けアニメのタイトルちゃうぞ、これ。
女:ちなみに『巨人の星』を大饅頭したんですけど。
男:オマンジュな。……いやちゃう、オマージュな。
女:あらすじだけでも駆け足で説明しましょうか?
男:うーん……子供向けアニメなんやろ?
女:当たり前ですがな。
男:じゃ軽くささっとやってや。
女:商売女のセリフみたいでんな。
男:キミの頭の中が18禁になっとるがな。
女:18金ってゆーてください。
男:誰がゆーか。
女:あらすじですが、玉ねぎ農家の親父さんとその息子さんの物語です。
男:玉ねぎ農家?それは予想外やったな。
女:マンさんの予想って当たったためしがないでしょ?当たったとしたら元カノを妊娠させた事件ぐらいですかね?
男:させたことないわ!!それを当たったとかゆーな。ほんで当てたとしたら…あ、オレがゆーてもた…。そんなことがあったら結婚しとるわ!!
女:なるほど。じゃ今まで全部大外れやったと。
男:大外れって言われるのも心外やけど。いやそんな話はどーでもええねんて。なんでこんなに話が逸れるかな…。
女:マンさんの悪いクセですよ。
男:そんなクセは直さなあかんなぁ……なんでオレやねん!?
女:その玉ねぎ農家では、いつもちっさい玉ねぎしかできんかったんです。
男:そーなんかい。
女:親父さんは土地が悪いからどうしようもないって諦めてたんですけど、息子さんが「諦めたらあかん!」って親父さんに叱咤激励するわけです。
男:ふんふん。
女:鼻くそが出てきそうでっか?
男:そのふんふんちゃうから。鼻くそが出てきそうでふんふんしてるんちゃうから。こうやって話が逸れてんねんて。はよ集中して進めろや。
女:息子さんは言いました。「親父、ぼくはなんとかしてここでデカい玉ねぎが作れるようにするで。今よりももっともっとデカい玉ねぎを。巨根を作ってやる!!」
男:その巨根なんか。ややこしいな…。
女:マンさんがすぐ変な脳内変換するからやないですか。
男:まぁそうなんやろうけど。で、その先は?
女:巨根を欲しがる玉ねぎ農家…はたして巨根を得る事はできるのでしょうか?
男:もう当たり前のように巨根を連呼しとるな。
女:恥ずかしいからもうやめます。
男:キミこそ変な脳内変換しとるやないか。
女:次に進みますね。
男:はいはい。


女:次は『新喜劇の巨根』です。
男:おーい!キミはマジかー!?
女:なにが?
男:さっき巨根が恥ずかしいってゆーてあらすじの話をやめたのに、次のも巨根かよ?
女:しょーがないですやん。そういうアニメなんですから。
男:子供向けアニメのタイトルちゃうぞ、さっきから。
女:ではマンさん、子供にデカい玉ねぎの事を巨根って表現したらあきまへんのんか?
男:普通はせーへんと思うで。その表現は。いくら玉ねぎやからって。
女:なんか納得できまへんな。
男:そらそうやろ。だからキミはそんなタイトルを平気で付けるんやから。
女:まぁあえてそのワードを使いたかったっちゅーのも無意識であったんかも知れまへんけど。
男:使いたかったんかーい。
女:だからって巨根が好きってわけではないですけどね。
男:今キミがゆーた巨根って、なんのことなんや?
女:デカい玉ねぎですけど?
男:……ややこしい会話やな……。
女:あらすじゆーてええですか?
男:ええけどその前にこれだけは言わせてくれ。
女:なんでっか?
男:『新喜劇の巨根』って『進撃の巨人』のパクりやんな?
女:パクりやなくてOh!万寿です。
男:洋風と漢字できたか…。オマージュって言葉、死んでも使いたくないようやな。
女:息を引き取る瞬間に使いましょうか。
男:最後の言葉がそれって…。あまりにも侘しくないか?
女:あたしの人生そのものが侘しさの塊ですから、なんてことないです。
男:うーん…言葉が出んな。
女:言葉なんて添え物ですがな。気持ちはテレパスィ~て伝えるもんです。
男:いやそれはもうええわ。
女:あらすじどうします?
男:もうええやろ。
女:分かりました。やめときましょう。


男:長くなってもーたけど、こんな感じで終わりかな?
女:いや、まだありまっせ?
男:まだあんのか!?勘弁してくれよ💦
女:大丈夫ですって。また次回にしますから。
男:それを勘弁してくれってゆーとんねんて。
女:次回で終わると思いますけどね。
男:ほんまか?終わるんか?
女:マンさんの運が良ければ。
男:オレの運かよ!!じゃ無理かな。
女:興味ありあり?
男:ないから。じゃ取りあえず今回はこれで撤収やな?
女:それでオーケーストアです。
男:いちいち腹立つわ…。しかしこんな下ネタ風で終わりたくなかったなぁ…。
女:今から爽やか系にリフレッシュします?
男:もうええ。疲れたわ。じゃ、また次回な(。・ω・)ノ゙
女:はいはい、これにてほなね~♪

つづく