晴天の朝に大切なものを守れるか不安に苛まれ、そしてそんな不安に苛まれている自分に落胆し、また壁を見上げる。感情も天候も同じ位思い通りにはならず、ただ偶然現れた雲の切れ間からのぞく晴れ間に一喜一憂する。さようなら始発電車。飛ぶ様に流れていく景色の中で、どれだけのものを置き去りにせずにいられるのか。今日は晴れているから、いつもより遠くまで見渡せる。