電車が終わる頃に解れる心にはぐれた時間揺らいだ淵をなぞってざわめく黄金色のカップをあの崖の畔に置いたら沈む夕日を閉じ込めて夕凪の彼方に変わらないものなど無いよと飲み込む夜の消える淵に限りある時間から取り出す一瞬限られた僕らには有り余るこの想い