ベタベタと・・・ | 道標を探して

道標を探して

 ただ、そこに進んでみたい道がある。
 仰いで見たい空がある。
 踏んでみたい土がある。
 嗅いで見たい風がある。
 会ってみたい、人がいる。

電車でバカップルを見ると、よくそいつらを殴りたくなることがある。自分や他の人達が今日も苦労して学校やら会社やらに行っているというのに、こいつらが揃って幸せになっているのが私には許せない。

顔や一芸といった天性のスキルに恵まれ、アホな顔をしてお互いに愛をささやきあっている。
・・・あ、またあんなに顔を近づけて
うらやまけしからん

しかしというかやはりというか、私のような人間はどうしてこうも「リア充」的存在に敵意を抱いてしまうのだろうか。
別世界の人間のことだから、予測や推察しかできないが、結果や理由としては、何においても中途半端なのが、その原因になっているのではないだろうか。

彼らバカップル共は、とりあえず形はどうあれ、相手のために一日中、色々と考え事を頭の中で巡らせているのだろう。その点私は色んなものに手を出した挙句、何か一つに落ち着いた試しがない。
あっちに行けば、今度はそっち。
相手一筋の彼らとはきっと正反対の生き方をしているはずだ。

まあ、こんなこと考えたところで何が変わるというわけでも無いのだが。