読書感想 米澤穂信 クドリャフカの順番 を読んで | 道標を探して

道標を探して

 ただ、そこに進んでみたい道がある。
 仰いで見たい空がある。
 踏んでみたい土がある。
 嗅いで見たい風がある。
 会ってみたい、人がいる。


アニメやってるよね。見てるよ。

今回のは前巻からの引き続き、文化祭の話。

主人公:折木奉太郎が、怪盗「十文字」事件を追っていく経緯と、その後の一悶着を心地よいスピード感で描かれている。

個人的には第6章「そして打ち上げへ」が一番面白かったな。

というか、米澤穂信の書く作品は大体シメが上手い。

ここまで話が続いてきた――――キュッ って締まる感じの終わり。

すごく読み終わったときの読後感がいいんだよね。後味がいいというか、漂う風味の余韻を楽しめるというか。

ともあれ、もう刊行中の古典部シリーズは読破してるから、ちょいちょい暇があったら書いていくつもりです。



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