フランス語でクリスマスは、Nöel(ノエル)といいますが...
前回のブログで書いたとおり、同じアパートに住むご近所さん達でクリスマス・イブのディナーをしました。
合計8人が集まり、既にきれいに飾り付けされたお宅でのパーティー。
皆いつもよりちょっとだけおしゃれをしてのディナーになりました。
(通常、ディナーで集まったりするときは、ただエレベーターに乗るだけの移動なのでかなり気楽なのです、笑!)
私は、シャンパンと頼まれていたパン、そして担当していたアペリティフ(食前酒)の時につまむものを持参。
8人という人数だったので、全部で6種類のものを作りました。
ちなみに、サーモンとアボカドのカナッペ、韓国風のスパイシーな味付けの生春巻、柿の生ハム巻き、だし巻き玉子、そしてマッシュルームのオーブン焼き。
これと一緒に、フォアグラを頂きながら、みんなでシャンパンで乾杯です。
この後、イタリア人のシェフが作ってくれたタコの前菜。
そしてパスタから手作りしてくれた、ブロッコリーとアンチョビのオレッキエッテ。
そして、クリスマスの定番の生牡蠣。
それからイギリス人と台湾人夫妻による、パンタード(ホロホロ鳥)の丸焼きと付け合わせの野菜。
そしてホストしてくれたフランス人夫妻から、サラダ。
たくさんの種類のチーズのプレート。
そして、Les Trois Chocolats(レ・トロワ・ショコラ)のケーキを2種類。
一つは2021年のBûche de Noël (ブッシュ・ド・ノエル)で、マンゴーやリンゴ、そしてココナッツフレークを使った白いケーキ。もう一つは、このお店の名物のチョコレートのケーキでした。
このマレ地区にあるショコラティエは、日本人の方が経営し作っているお店で、私も以前から食べてみたいなと思っていたところでとっても嬉しかったです。
実は、みんなパンタードの丸焼きが出てくる前に、お腹がいっぱい...。
フランスのディナーではよくあることだけれど、今回もスタート時間が遅かったので、お腹が空いていたみんなは、アペリティフの段階で結構食べてしまっていたのです。
私もそうなるだろうな...と思っていたので、作ったものは野菜が多く、カナッペもパンやクラッカーなどを使わずにキュウリの輪切りに乗せて作り、なるべくお腹にたまらないようにしていたのだけれど...。
おまけに、まるでヴェルサイユ宮殿の王様の晩餐のように、テーブルに溢れるご馳走の数々!
クリスマスというイベントで、普段の何倍も食べるのもお祝いだ〜とばかりに、みんな「お腹がいっぱい」と言いながらもお料理をおかわりしていて、ある種の感動すら覚えました!
普段は、友人と食事をする時は別として、一人の時はなるべく軽めの夕食なアラフィフの私。
悲しいかな、「お年頃」ということもあり、夜遅くにヘビーなものを食べると、必ず胃の具合が悪くなるのです。
(やはり、年と共に体力はもちろんのこと、体調も確実に変わっていくものですね!)
この日もアペリティフでは、フォアグラを一切れ程度にとどめ、食事は少なめにし、牡蠣も2つだけにとどめたけれど、最後の方はお腹がはち切れそうでした。
チーズはさすがに遠慮して、ケーキもそれぞれ小さく切ってもらいました。
...「デザートは別腹」という言葉が何度も頭に浮かびました(笑)。
パーティーが終わって、おいとましたのが午前2時半ごろだったでしょうか。
簡単にシャワーを浴びて、念のため胃散のお薬を飲みベッドへ。
こんなに遅くベッドに入ったのだから、朝寝坊確定!と思っていたけれど、寝始めてから数時間後にまさかの胃痛で目が覚めました(涙)。
具合が悪い中、「これって牡蠣に当たったのかな?」と思ったけれど、結論から言えば恐らくただの食べ過ぎや消化不良だったみたいです。
結局、25日のクリスマス当日はひどい状態で、一日中ベッドで過ごしました。
口にできたのは、脱水症状防止のためにお水とお茶だけ...。
その後、2回ほどディナーにお呼ばれしたけれど、相変わらず胃の方はまだまだ完全復活とは行かずに、脂っこくないものや消化の良いものしか食べることができません。
目や口は、目の前のお料理をとっても食べたいのに、消化担当の我が胃袋がストライキ中ということなので残念!
招待して下さった方にことの顛末を説明し(苦笑)、ほんの少しだけお料理をいただくという、なんとも残念な日々を過ごしています。
宴のあと、酷使してしまった胃を労るべく、年末年始の食事に備えて心身ともに穏やか〜に過ごそうと思います(笑)。
みなさまも、この時期どうぞお体に気をつけてお過ごしください。