大人塾
菅原道真は有能であるがゆえに嫉妬と讒言の犠牲になり
京の都を追放されました。
政敵は道真の一族を根絶やしにしようと企みます。
元の従者が営む寺子屋に
匿われている道真の幼な子の首を、
定められた日に届けるようにとの命令に
寺子屋の元従者は身代わりを立てることを
考え付きますがそう簡単に似ている人はいません。
その時、そっくりの子供が母親に連れられ
入門したいと訪れます。
あまりにも似ていることと、そのタイミングに驚きます。
いろいろないきさつから、道真の幼君にそっくりだと
気づいた母子は、身代わりになることを決意します。
子はその命を、母はその心を神仏に捧げる
覚悟をしました。
かくして、その首を役人が確認に来る日がやってきました。
問題は、ここまでして、もし偽物だと発覚したら、
子供の犠牲は無駄になるどころか
その咎が多くの人に及びます。
寺子屋の元従者は見抜かれたら役人を斬り
自害することを決めていました。
役人は厳かに吟味を始めます。
そして、