スイートたちは、軍政府の厳しい締めつけに危機感を感じて
急遽、党本部に戻ります。
それを見送った、タノミーの現地スタッフの一人は、霊感がありました。
この国は敬虔な仏教徒が多く、精神性の高い人がたくさんいます。
そんな人が、亡骸ををそのまま放置するなんてことは考えられません。
花を摘み、少将に撃たれた大尉に近づきます。
しかし近づいてみると、浮遊しているはずの魂が見えません。
そこで、もしやと思い確かめてみると、
なんとまだ息があったのです。
「あっ、まだ息がある。」
その言葉を聞いて、大尉に想いを寄せていた少数部族の女が駆け寄ってきます。
彼女は大尉の跡をおってきたのですが、怖くて近づけなかったのでした。
でも、兵隊たちがいない今、まだ息があると聞いて飛び出してきます。
大尉は、まだ軍人のときは任務を全うするため自分を捨てました。
でも、今は状況が違います。
もう軍隊を離れたこの男を自分が介抱することで、
夢にまで見た幸せを手に入れることができるかもしれません。
ここまでブログを書いていて、感情がこみ上げて涙が出てきました。
幸せってなんでしょうね。
彼女は、この男を自分が手当してそばに置くことを決意し、
自分に課せられた使命を、そばにいるスイートの関係者に託します。
つづく






