20:40



裏路地に銃声が鳴り響いた



マイケルは力強く閉じていた目を開けた

すると
そこには銃を突きつけていたはずの殺し屋が頭から血を流し死んでいた

遠くには銃を構えた知らない男の姿が

その男は、逃げようとしたもう1人の殺し屋も瞬時に撃ち抜いた

残った殺し屋の男はマイケルの銃を奪い、マイケルを掴み頭に銃を向けた

「近づいたりしたらこいつを殺すぞ」


すると後ろから
もう1人の男やって来て
マイケルを捕まえていた男を撃ち抜いた

マイケルはまだ状況を把握出来ていない

殺し屋を殺した謎の男達はFBI捜査官のジョンとダンであった

「マイケルさん大丈夫ですか」
後ろから殺し屋を撃ったダンはマイケルを気遣った

「あなた達は?」

「すいません遅れました、私はケビンと同じFBI捜査官のですとりあえずこちらに」



サムはハイウェイ沿いのファーストフード店の駐車場にいた

サムとポールは車から降りた

「サム、これ」
クレアはサムに袋のを渡した

「あぁありがとう」
サムは袋からたくさんの服を取り出して着替えだした

「ポールこれ」
サムはポールにも服を渡した

「こんなダサいの着れないよ」

「いいから着ろ」
サムは服を着替えニット帽をかぶり変装をした

そして1人公衆電話に向かった

店の中のテレビでは
脱獄のニュースをやっている
サムは顔を隠し店の横を通り外にある
公衆電話の所にきた


サムは電話帳を開き
何かを見ている
そしてポケットからペンと紙を取り出し
何かを書き写しその紙をポケットにしまい

また顔を隠しながら車に戻った




マイケルはダンに連れられ
車にきたそこにはジョンと救急車の後ろで治療を受けているケビンの姿もあった
だが周りは暗く他に人の姿はない
「マイケル大丈夫か」
ジョンはマイケルに近寄った

「はい、あなたは?」

「私はFBI捜査官のジョン・カーターだウォルター・ワーナーについて調べている、それで…」

「何ですか」
マイケルは近くに座り込んだ

「その怪我は?」
ジョンは心配そうしている

「昨日の夜家であの男達の1人に…」

「だから君の家に血が…。君は自分でなんでウォルターに狙われているか心当たりはあるのか?」

「はいその事なんですが、アンナ殺しの事件知ってますか」

「あぁそりゃあワーナー家について調べているからな、ワーナー家はここらの警察を自分の好きなように使っていたんだ、それでアンナとは君の元彼女だろ」

「アンナを殺したのは…私なんです」
マイケルの言葉にジョンは驚いた

「なんだって、さっき脱獄したサムが犯人じゃないのか」

マイケルは立ち上がった
「サムは無罪なんです、だけどウォルターが俺を捕まえずに証拠もないサムを捕まえた」

「それで君が殺されかけた、ウォルターは君が生きてる事を許さなかったんだ」
ジョンは事件がだんだんと頭の中に見えてきた

「そうみたいです、私もアンナを殺してしまったのは反省してます、なんであんな事…」
マイケルは泣き出した

ダンはケビンの乗った救急車を送ると2人の所近くに来た
「ジョンまだサムは見つからないらしいです」

「そうか、でマイケル俺は君を逮捕しなければならない…」
すぐにマイケルの話に戻した

「はい、分かってます」

ジョンは近くにいたダンを呼んだ

「ダン!脱獄をしたサムは無実だった全ての警察官に伝えるんだ」

ダンは近づいてきた「アンナを殺したのは?」

「マイケルだ」

「分かった今電話する」

ダンがサムの事を電話で伝えようとした瞬間

1台のバンが3人の前に突っ込んできた

そのバンの中から武装した男たちがいきなり出てきて
マイケル、ジョン、ダンの3人を無理やり捕まえバンに連れ込んだ
「やめろ!」
「何するんだ!!」

あと少しでサムの無実が公になり事件が解決しようとしていたのだが


3人を乗せたバンは猛スピードで走り去っていった
20:30


辺りも暗くなり
ジョンがサムの脱獄を知った時


サムの乗った車は刑務所から離れるように走っていた

サムとポールは2人後部座席隠れてに乗っいる
そこでクレアがここに来るまでのいきさつを話していた

「じゃあマイケルって奴は良い奴なのか」

「そうよ私の命だって助けてくれたのよ」

「そうか………」

ポールは落ち込んでいた
「くそ!なんでスティーブが…」

「ごめんなさいね…私が…」
そのことはクレアも傷付いていた

「いやクレアさんは関係ないですよ…」

ケイトは話している途中だが
十字路であることに気付きサムに聞いた

「サム!これからどこに行くの?」


「あぁそうか言ってなかったな…」
サムは難しい顔で答えた

「どこ?」

「とりあえず、もう少し走ったら近くの電話帳のありそうな店に停まってくれ」




マイケルは奴らから逃げ
暗いく細く入り組んだ裏の路地を走っていた

「どうしよう」
マイケルは銃の弾をチェックし歩き出した

その瞬間

後ろから殺し屋の声が聞こえた

「どこだ」

マイケルはすぐに振り向いたがそこに殺し屋の姿はない

マイケルは奴らに見つからないよう、声と反対の方向へと向かった

マイケルが恐る恐る暗い路地の角を曲がると

そこには肩を撃たれた男が道の真ん中で銃を持って立っていた

「やっと見つけた…」

マイケルは心臓が止まる程驚いた
そしてズボンに差してあった銃を引き抜こうとした

「動くな」
男はマイケルに銃を向けた
「やめてくれ」

「マイケルが居たぞ」
男が仲間を呼ぶため大声で叫んだ

するとすぐにあの殺し屋の男が来た
「よくやった…でマイケル今日はよくも俺を撃ってくれたな」

「まだ礼を聞いてないぞ」
マイケルは皮肉を言った

「そりゃあすまないな、お前をここから逃がしてやっても良いが…
忘れちゃいけないことは、俺が殺し屋だって事だ、お前を殺さなくてはならない」
殺し屋も皮肉を返した

肩を撃たれた男がくすくすと笑った

すると
どこかに行っていたもう1人の殺し屋が走って来た
「大変ださっきのカフェに戻ったんだが、FBIの奴がいなくなっていた」

「早く逃げよう」
肩を撃たれた男がせかす

「よし、じゃあなマイケル!」
殺し屋の男がマイケルの頭に銃口を突きつけた



バーン



裏路地に銃声が響いた
20:30


ジョンが地方支部のFBI捜査官と話していると
ダンが叫びながらやって来た

「カーターさん!アンナ・ワーナー殺しの犯人サム・シェパードが刑務所から脱獄しました」


「シェパードが逃げたのか!何かありそうだな、そうだマイケルの所に行ったアランから連絡はあったか?」


「いや無いです」

ジョンはコートのポケットから携帯電話を出して
アランの所に電話をかけた

だがずっと呼び出してもアランは出なかった

「駄目だ…でない」

「どうしましょう」
ダンはジョンの決断を待っている

「行くぞ」
ジョンはコートを着直し車に急いだ



建物と電灯の光が辺りを照らしているだけの暗い中

チカチカと光る携帯電話がコンクリートの上に落ちている

そして画面にはジョンという文字が

そこはマイケルの居るはずのオルダニー公園の近くのカフェだ


だがそこにはマイケルはでなく、
車のハンドルに手を繋がれ気絶している
FBI捜査官のアランの姿があった


だがそこから1ブロック先は必死に走っているマイケルの姿があった

5分前


カフェの前でマイケルは2人の警察官からFBI捜査官のアランに身柄を受け渡されていた

「マイケルさん大丈夫ですか?」

「私何もしてませんよ、なんで私が捕まるんですか」

「ある警察官があなたもご存知のウォルター・ワーナーに操られ、あなたを裏で指名手配にしたんです、でも今はFBIがその警察署を封鎖したので心配ありません」

「そうだったのか…あっ!!」
マイケルは殺し屋の男を思い出した

その瞬間
銃声と共に
アランが乗って来たFBIの車のガラスが飛び散った

周りは暗いため
発砲してきた犯人の姿は分からない

「どこだ」
マイケルとアランは車のドアに身を隠した
まだ犯人は銃を連射している

「銃を返してくれ」
マイケルは車のドアの下から銃を受け取った

20メートル位離れた位置にマイケルを狙っている殺し屋が銃を構えて立っていた
その横には同じように銃を構えている男がもう2人いた

アランとマイケルは周りに人が居ないことを確認し、車の影から銃を出し犯人に向けて発砲した

殺し屋の男達も車の影や建物の影に身を隠し弾を避けた


だがその中の1人の右肩にアランが撃った弾が当たった

「う゛っ」
その男は右手に持っていた銃を落とした
あと2人の殺し屋の男は仲間が撃たれたことに怒り、連射をしてくる

アランとマイケルは銃弾を避けるのに必死である

2人が必死に車に隠れている間に
撃たれ男は立ち上がり車に向かった

男は車から違う銃を持って見つからないようアランの近くまで来た

アランは辺りが暗く弾を避けるのに必死でその男には気付いていない

その男はアランが車の影から様子を伺うため出た瞬間
銃の引き金を引いた

その銃からはコードのようなものが何本も伸び、アランの体に刺さった
するとそのコードに強い電流が流れ
アランはそのまま気絶してしまった

「FBIを殺すとウォルターさんに怒られる…だろ」

肩を撃たれた男はずっとマイケルを狙っている殺し屋の男に向かって言った

「怒られる訳じゃない…こいつを殺す依頼が無かっただけだ」

「くそ!あの男がいないぞ」
肩を撃たれ男が初めに気付いた

「あそこだ!!」

マイケルは隙をみて
車の影から抜け出し逃げていて

30メートル位先を走っていた