若い患者さん
「若者」は ちょっと苦手です
これまで高齢者看護がほとんどだったので、どうも対応が慣れません
今日は18歳の患者さんを搬送しました
事故の後遺症で、手足の自由が利きませんが、きちんと会話はできるし、
記憶力も私なんかよりいい位です。 かなり新鮮
「〇○病院を退院したのは?」 と ドクターより質問され、
「〇月×日」 と 即座にはっきり答えられる
「さすが若者!」
これが高齢者の場合だと、
ドクター 「〇○病院を退院したのは?」
患者さん 「〇○病院ってなんじゃ?そんなとこ知らん」 で終わってしまう
そんな世界に慣れているので、若者と普通の会話をすることが新鮮で、
とっても緊張感が味わえる
それから今日もっとビックリしたことがある!
病室にお迎えに行った時のこと
ベッドからストレッチャーに移乗して出発の準備をしていました
すると若者 「喉が渇いたから、そのポカリスエット飲ましてください」
ペットボトルがあったので、それかな?と迷っていたら、
「そのとなりの吸い飲みに入ってます」
吸い飲みを口元に当てて介助する。ストレッチャーに横になっている
状態なので、大丈夫かな~ ムセないのかな~ とおそるおそる・・・
すると 「もっとガブ飲みで大丈夫
」
吸い飲みからガブ飲みって!!チョー新鮮![]()
吸い飲みをタテに傾けて、ゴクゴクと元気に飲み干す若者
ムセないんだね~
トロミいらないんだね~
私たちがコップから飲むのと同じように一気に飲んでしまった
元カノとかの話なんかもしてくれたりなんかしちゃって、私にとっては
すごく新鮮で、いろんな意味で かなりドキドキした搬送でした
医療用語ってなんだ??
医療業界は、カタカナや略語が大・大・大すきです
しかもその現場だけにしか通用しないような不思議な言葉が
いっぱい飛び交っています
医療用語には、おもに英語、ドイツ語が使われています
さらにはその略語や短縮形、日本語とのミックスなどさまざまな
アレンジが加えられ、一般人には到底理解できない異国語となります
新人の頃は、先輩ナースが ドヤ顔 で申し送る内容がさっぱりわからず、
『臨床で役立つ看護師のための略語集』 などを購入いたします
不安いっぱいで それを肌身離さず持ち歩くものの、不意打ちでくる
先輩ナースの鬼のような質問攻めには、まったく役立つこともなく、
泣き寝入りの日々だけが過ぎていくのでした
こうした一般人には理解不能な言葉をつかう利点は、病院やナース室
などのオープンフロアで話している内容が、患者さんや家族にストレート
に伝わらないことでしょうか 病名などプライバシーに関わることが
あちこちで話されているので、ある意味助かる部分もあります
私が新人のとき、朝出勤すると 「Aさん 昨日ステったんだって
」と
先輩ナースが大声で話していた。 『ステった
』
『ステる』 とは、ドイツ語の sterben(ステルベン)からきていて、
「亡くなった」 という意味だった。その軽めの言葉にすごいショックと
嫌悪感を覚えた記憶がある
「亡くなる」あるいは「ステルベン」と、省略せずにきちんとした言葉を
使うことは、患者さんに対しても誠意が感じられます
死に慣れ過ぎてしまった現場ならではの造語のような気がします
最近の時代の流れは、
「間違いを防ぐためになるべく略さずに、新人にも理解できる言葉を
使いましょう」
という、医療安全上のアクシデント防止 の考えにシフトしています
無理にドイツ語を使わない日がくるのでしょうか・・・




























