~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~ -76ページ目

~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


報連相ができなければ理念は浸透しません。
報連相ができていない原因の50%は上司側にあるという
お話を前回しました。


今回は2回目です。


「情報は鮮度が命」と言われます。

上司が情報を持ったまま、下ろさないということが起きています。
下ろしたとしてもスピードが極めて遅いということも。

例えば会議での決定事項の共有。

A部署では部署長がその日中に素早く情報を文章+口頭で下ろします。
非常にスピードが速く、「伝わる」ことに重きを置いています。

一方、B部署では部署長が3~5日程度、情報を所持する。
何の情報を下せばいいか、どのように下ろせばいいか、慎重になり、
なかなかアクションを起こさない。

なかには共有することをうっかり忘れている人もいます。
慌ててメールで淡泊に伝え、「伝えた」ことで満足してしまう。

「なぜ情報共有ができていない?」と追及されると、
「伝えてはいるが理解してくれない」と被害者ぶってしまう。



このように決定事項をメンバーと共有するスピードが異なると、
どういったことが起きるでしょうか?


B部署のメンバーがA部署のメンバーから
情報が入るようになります。


すると
「えっ?本当?そんなこと、まだ聞いていないよ」
とメンバーは思いますよね。
(※横の情報共有は意外と早いです)

そうすると報連相を上司から求められても、
「あなたもやっていないでしょ?」
と部下は不満を持ちますよね。


私事と言えばこんなことも。
あるメンバーから言われたことがあります。

「松本さん、もちろん極秘内容があると思うので、それは決定してから
 共有して頂ければ結構です。でもそうでない内容は、決定する前に
 共有してもらいたいです。会議でどんな議題が出ていて、今どんな議論が
 されているのかプロセスを知りたい。それだけでも心の準備ができますから」


彼の言うとおりでした。
相手に配慮した報連相が私もできていませんでした。


「情報は鮮度が命」であり「情報は財産」です。

素早く漏れなく共有しましょう。


次回は第三段をお届けします。

こんにちは。

理念浸透コンサルタントの松本です。

 

 

理念浸透と報連相。
これらは因果関係にあります。

報連相ができていない
 →信頼関係が構築できない
  →理念が浸透しない

信頼関係・人間関係が悪い中で
理念が浸透していくはずがないですね。

ということは報連相が徹底できる風土にしていくことは、
理念浸透の土壌を作ることにも繋がります。


報連相というと、部下がやるものと考えられがちです。
そのように考えているうちは、
報連相のレベルが上がることはまずありません。
なぜなら上司側にも50%の責任があるからです。


なぜ部下は上司へ報連相しないのでしょうか?
1つ目の理由。


それは
上司が部下からの報告に“無関心”だからです。

上司は部下へ報告を求めます。
・連絡ノート、引継ノートへ必ず記載して
・△△日までに業務報告書を提出して
・毎日日報を提出して

などなど。

しかしそれを真剣に見ていない上司が非常に多いんです。

上司は悪気なく
「Aさん、●●の件、どうなっていたっけ?」
と聞きます。

部下は、
「◆◆という状況です」と答えるものの、
内心では「業務日報に書いてあるのに見ていないのかよ…」
と思っています。

上司が関心を持って見ていない連絡・引継ノート、

業務報告書、日報を部下ははたして真剣に書くでしょうか?

普通の人間ならば、
真摯な対応があるなら真摯に書きますが、
適当に扱われるなら適当に書きます。


部下の報告に最大限の関心を持って、目を通しているでしょうか?

部下に報連相をしてもらいたいなら
まずは上司の言動を変えることから。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

ある会社の管理職研修でのことです。

部下育成の出発点は、
部下一人ひとりに関心を持つことですね。

「皆さんは部下に関心を持っていますか?」

と問いかけすると概ね

「それなりに持っています」

と回答が返ってきます。


「部下に関心を持っていない」と素直に認める人は
だいたい2割くらいです。

他8割くらいの方は、
それなりに関心を持っていると言います。


問題は、認識している関心レベルは正しいのか?

自分のレベルを客観視できないか?


そこで皆さんに急遽、こんな演習をしました。

「皆さんの部下の名前を7人を挙げてください。
 彼・彼女らのフルネームを漢字で書いてください」と。


皆さん、「姓」の方は書けますが
「名」の方は書けない方が大半でした。

「名」を知らないという人も一定数います。


多くの職場では「姓」だけ知っていれば、
円滑に仕事ができるでしょう。
支障はでません。

「名」を知っている、
「名」を漢字で書けるというのは、
各々へ一歩踏み込んだ関心がなければできません。


知りたいと思わなければ、
知らないままなのです。


皆さんは、職場の仲間のフルネームを
漢字で書けますか?

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


弁護士さんによる退職代行サービスが
ニュースになっていましたね。


ゴールデンウィーク明けは
特に仕事の依頼が多いという話を聞きました。


相場は5万円くらいだそうですが、
それくらいの費用を払っても
退職先とのコンタクトを取りたくないのでしょう。


このサービスは、勤め先がブラック企業でしたら
メリットがありますね。

ブラック企業でしたら、
あれこれ理由をつけて
いつまで経っても辞められない。

退職希望を伝えた日から
過剰な心理的ストレス(いじめ)を与えられるくらいなら
身を守るために必要だと思います。


問題は勤め先がブラック企業ではない場合。
本人の自由といえば自由。

自分が「何か気まずい」という程度の理由で
退職代行サービスを使っている人もいるでしょう。


たくさんの方のサンプルを見ていると
辞め方が汚い方は、その後の転職先でも
似たようなことを繰り返しています。



美しい辞め方をした方は、
その後も付き合いが続いて、
いろんな形で助けてもらったという話も聞きます。


もう一つは、自身の力でケジメをつけると
いう癖をつけてほしいものです。


どんな理由であれ、その職場で勤めることを
決めたのは最終的には自分です。

自己決定したものには自己責任が伴う。


退職したいならば、自分の言葉で直接説明する。
どんな質問が返ってきても、自分の言葉で直接回答する。
考えが甘いと言われても、今の自分の考えを直接伝える。



「対峙する」という場面から逃げないことは、
他人にも自分の生き方にも誠実だということでしょう。


「おじさんの考えですね」と言われてしまうかもしれませんが、
勤め先がブラック企業でなければ、
退職代行サービスを使ってほしくないものです。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


先日、大久保先生のセミナーにて

“仕事をさせない上司”

という話題が上がり、共感しました。


上司は生産性を上げたいと思っている。
でも上司の振る舞いで生産性を下げている例をよく見ます。


生産性を下げている残念な上司とは?


1.威圧感を放ち空気を重くする上司

上司の顔がこわばっていれば話しかけにくい。

日常的に畏怖で人を動かしているならば、
その人が事務所にいるだけで空気が重くなる。

私も若手社員だった頃、
A上司が職場にいるだけで生産性が落ちていました。

なぜならA上司から

「いつ呼ばれるか」「いつ怒られるか」
「自分の話題を何か話していないか」

などを気にして、仕事100%集中できなかったからです。

本人は自分が居たほうが緊張感が出ると思っている。

でもそれが逆なんです。

その方がいるだけで、
周囲は私を含めて目の前の仕事に
集中できませんでした。

A上司が出社しないと集中できるので、
メンバーは生産性が上がっている現実があったのです。

“生産性をあげる空気”について
考えたほういいですね。



2.小出しで仕事を依頼する上司

上司のBさんは、その都度部下を呼んで
「〇〇をやっておいて」と指示を出します。

それならよく見る光景なのですが、
60分間に4回も呼び出して、
別々の依頼をしていることもありました。


指示を受ける側は、
呼ばれるたびに目の前の仕事がストップします。

部下の仕事の生産性を落とさずに、
指示を出すならば1回で、
項目を分けて説明すればいいのですが…。



3.部下の報告内容を聞いていない、見ていない

C上司の口癖は

「〇〇の件はどうなっている?」

過去に説明をしていることを
また報告を求められる。

「すでに資料を添付の上で、
 ○日にご報告をしていますよね」

とも言えず、同じ説明を繰り返さないといけない。

報告しても聞いていない、見ていないというならば
資料を作ることも、報告することも
バカらしくなりますね。

上司が見ない資料を作らせるのは時間のムダです。



上記3人の上司はどこの職場にもいそうですね。

3人とも生産性を上げたいと言っています。

でも自分で部下の生産性を下げていることに気づきません。