こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
出版記念講演会に参加してきました。
書籍:『仕事は君を幸せにする』
帯には「20代のうちに知っておきたいこと」とありますが、
経営者としても知っておきたい内容です。
今回の話で共感した点は、
「ハードの上のソフト。
ソフトの上にソフトは甘々で成り立たない」
「本質を見ずに形だけを見てしまう」
といった点です。
事例として、
「グーグルではこんな福利厚生をやっています。
だからうちでもやりましょうと、社員から提案が出る。
ソフト・形だけを見ている。
日本とは異なり、アメリカならではシビアな雇用関係がある。
そしてほとんどがトップダウンの組織である。
そのハードがあってのソフトであるということが見えていない」
他社の事例を調べるという点ではよいのかもしれません。
ただそれを真似るとなると、
上澄みだけ真似ては成り立ちませんね。
私が視察に行くような会社でも、
社外の人には、「人を大切にし、人に優しい会社」と映っている。
しかし内部で働いている方の話を聞くと、
「めちゃくちゃ、仕事や成果に厳しいです」という声が返ってきます。
「仕事や成果に厳しい」というハードな面が抜け落ちて、
「人を大切にし、人に優しい会社」というソフト面だけが広がる。
これが勘違いの温床なのでしょう。
「あの会社は自由。自由な制度が羨ましい」と
ソフトな面が広がりやすいですが、
一方それだけ「自由が大きいということは、責任も大きい」という
ハード面が抜け落ちてしまう。
形は、努力をしなくても見えてきます。
形の下には根があったり、背景もある。
根や背景は、見る努力をしないと見えてきませんね。
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
十方よし.TV1月号のゲストは、
浅野撚糸株式会社の浅野社長。
以前のメルマガでも少しご紹介しました。
ヒット商品「エアーかおる」は、
吸水性、持続性、肌触りが抜群。
我が家も愛用しています。
ぜひ通販で、お買い求めください。
浅野撚糸様は、福島県双葉町に「双葉スーパーゼロミル」
という工場(店舗も併設)を稼働させました。
一世一代の大勝負と言ってよいかもしれません。
双葉町は、地震と津波と原発。
この3つが重なってしまった世界でも類を見ないケース。
双葉町には、直近11年間誰も住んでいませんでした。
昨年の秋に戻られた住民の方は約30人。
今年の夏の時点で居住者60名。
以前のように7000人が住んでいる町には戻っていません。
震災の時に何もできなかった後悔。
自社も過去に水害被害から救われた御恩があること。
双葉町長の熱心なオファー。
様々な思いがあり、ここ双葉町で
誰もやりたがらないチャレンジを浅野社長は始めました。
浅野社長には夢があります。
「昭和20年に終戦を迎える。
そこから約11年後に東京オリンピック誘致決定。
あれだけ戦争によってボロボロになった国が
オリンピック誘致までこぎつけた。
日本は奇跡の国と言われた。経済大国になった。
ここ双葉でそれを再現したい。
双葉の復興が福島の復興、福島の復興が東北の復興、
東北の復興は日本の再生。
チェルノブイリは再現していない」
何もない双葉町。ここからどのように復興していくのか。
それは終戦後の日本の姿。
力強く復興していく姿がここにあります。
こんなメッセージが工場内には掲げられています。
京都には日本の昔がある。
東京には日本の今がある。
双葉には日本の未来がある。
飲食店と販売ショップが
工場内には併設されています。
工場を地域の方にお披露目会をした際のエピソードをお聞きしました。
「酸素吸入しながらショップに来られた老夫婦がいました。
話を聞くと全財産(50万円)をもって応援に来たというのです。
この老夫婦はもともと双葉町民。
何とかに力になりたいと思ってくれたそうです。
50万円使おうと思ったけど、10万円分の商品を買ったら車に乗らない。
次回来た時に40万分購入するわと言って帰られました」
「英雄気取りするな等、批判的な意見もあった。
だからこのチャレンジに迷いがあった。本当にやるべきだったのか…と。
しかし、こういった応援者の方もいて、
本当にこのチャレンジをやってよかったと思います」
双葉には日本の未来があります。
そして忘れかけていた日本の精神のようなものもあります。
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
フランスの哲学者でアランは、
「悲観主義は気分に属し、楽観主義は意志に属する」
という言葉を残しました。
家族のこと、会社のこと、友人のこと、お金のこと、
人間関係のこと、健康のこと、将来のこと。
いつも何かしらに悩んでいる人も
多いのではないでしょうか?
私も大小はあるものの、いつも何かに悩まされて、
現実逃避したくなることもあります。
そしてそのモードを引きずってしまい、
日常的に素直に楽しめない時間帯があります。
もっと楽観的な人間だったらな…と
他人を羨ましく思えることもありました。
楽観主義は“天性のモノ”と思っていましたが、
そうとも言えないようです。
実は楽観的に見せているだけで
アランの言葉にあるように、意思で作り出しているのです。
楽観と楽天とは異なる。
楽観的とは「最善を尽くす」というもともとの意味がある。
ニュースを見ればネガティブな情報ばかり。
普通に仕事をしていればネガティブな出来事が多数。
意志を持って舵を切らなければ、気分に引っ張られ、
知らない間に悲観的になっているでしょう。
楽観的に強く見える人も、実は悲観的で弱い。
それが分かっているからこそ、
気分に引っ張られないように、
意思で最善策を探し、希望を見出しているのです。
自分を導けるのは自分の意志です。
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
ひふみ投信のファンドマネージャーである
藤野氏が言われていました。
「投資で上手くいったか、いかなかったのか。
成功か失敗かは時間軸で決まる。
株価が上がったタイミングで見れば成功。
株価が下がったタイミングで見れば失敗」
乱暴な見方ですが、
これは会社経営も個人の人生も同じかもしれません。
会社の業績が下がったタイミングで判断すれば、
経営は失敗。
会社の業績が上がったタイミングで判断すれば、
経営は成功。
株価を見ていると上下動を繰り返しますね。
会社の経営も持続的に見れば、
良いときもあれば悪いときもある。
過去、現在、未来に向かって
上下動を繰り返していきます。
点で見て、成功・失敗を判断するのは
危険なのかもしれません。
上下動に一喜一憂せずに、
持続的な時間軸で現状を正しく捉えること。
どん底であれば、ここが底値だと捉える。
絶好調であれば、ここが高値だと捉える。
長い道のりを客観的・俯瞰的に捉えていきたいですね。
こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
従業員から
「松本社長って何を考えているか分かりません」
と言われたことがあります。
皆さんもご経験はありますか?
おそらく従業員当人の意図としては、
・今何を考えているのか、言語化してほしい
・思っていること、構想していることを、何らかの形でアウトプットしてほしい
・感情を抑えないで表現してほしい
といった点かと思います。
これは課題点として改善した方がよいことなのか…と考えたことがあります。
何事も表と裏があるので、上記のリクエストに応えれば、
逆のコメントおそらく出てくるでしょう。
そこで信頼する経営者の方はどうしているのだろうと思い、
聞いてみると
「経営者は何を考えているのか分からないくらいが丁度いい。
常にいろんなことを考えているわけだけだから、
それが分かってしまったら、かえって能力不足。
そして従業員は、言われてからではなく、
おそらく社長はこういうことを望んでいると推測して動くことも
必要。理解不能な存在くらいの方がいい。
会社の代表者だからこそ、かえって感情を出さない方が良いときもある。
感情に支配されてはいけない」
と言われていました。
おそらく先輩経営者が言いたかったことは、
経営の指針、運営方針などは
言語化し伝えていくことは必要。
ただし頭の中で様々な問題を抱えて処理したり、
先々の構想を練ったりしているが、
それらを全て共有する必要はないということかと思います。
経営者という役割がなければ、全て本音・本心で振る舞うこともできるが、
影響力を考えるとそれもコントロールが必要です。
何を考えているか、分からない一面がある。
それくらいが丁度良いのかもしれません。