~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~ -20ページ目

~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。


こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


十方よし.TV10月号のゲストは、
株式会社山翠舎の山上社長でした。

『捨てる物からビジネスを作る』も出版されています。

古木や古民家を軸にして、
全方よしの経営をされています。

古木とは、基本的に戦前に建てられた家屋の木材で
所在が明らかな材を指しているそうです。

そのためどこの家屋で使われていたかが分かります。
いわゆる一般的な古い木材とは全く異なるそうです。


実際に施工事例も拝見しました。

なかなか使用用途が見つからず、困っていた蔵。
そこの天井には、何十年も前の立派な梁があります。

提供しているパン等はもちろん美味しいのですが、
古木のある空間には不思議な力があります。

温もりと安らぎを感じさせてくれ、
どこか懐かしく、気持ちを落ち着かせてくれます。

人から人へ代々、引き継がれてきた古木。
それぞれにストーリーが宿っており、
自然と人が集まってしまうのでしょう。



これだけ価値があるものなのに、
過去には廃棄されてきた現実がある。
書籍のタイトルの通り、“捨てられてきたもの”です。

それが再び、息を吹き返し価値を提供している。

ぜひお近くの店舗や施設等で、
実物をご覧になってください。
 

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


弊社の別事業では、
ほぼ毎日、何かしらの問題が起こります。

大小様々な種類の問題が起き、
原因を考えて早急に対策を打つ。

それを繰り返しています。

その渦中にいるスタッフは、
「またか…」と当然、気落ちすることもある。

「どうしたらいいんだろう…」と先が見えないこともある。

私もその問題をどのようにしたら解決できるか、
悶々と考えて寝付けないこともあります。

しかしその中でも上手にリフレームして、
問題解決に着手しているスタッフもいます。


彼・彼女に話を聞いてみると、

「語弊があるかもしれませんが、
 仕事はゲーム。どうしたらクリアできるか?
 あれがダメなら次の手はどうするか?
 自分がゲームの主人公になったつもりでやっている」と。


少し肩の力を抜いた捉え方ですね。

“真面目な”性格ほど、
大小様々な問題が次々に降りかかってくると、
心が病んでしまう人もいます。


責任者の方であれば、問題を深刻に捉えて、
真剣に解決しなければならない人もいます。

その考え方が過剰に心をすり減らしている原因でもあります。


問題と自分の距離を少し離してみる。
ゲームであるならば、時間がかかっても、
あれこれ試しながらどうにか解決しようとする。

主人公は様々な局面をクリアすることで、
レベルアップしていくでしょう。



「仕事はゲームである」という真意を理解し、
前向きに問題解決にあたりましょう。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


十方よし.TV9月号にご出演いただいた
オーダースーツSADAの佐田社長。

佐田社長はどんな仕事でもこの3つをやれば、
結果が出ると言われています。

それは「出足」と「PDCA」と「手数」。

出足が遅い人で仕事ができるという先輩も同僚も
見たことがない。経営者も同様。

まず一歩目が早い。早く始める。


二つ目はPDCAサイクルを高速で回し続けること。
少なくてもチェックとアクション。


結果の検証をし、どうすればさらによくなるのか、
改善を止めないこと。


3つ目は手数。

仕事はとにかく手数だ。量をやらないといけない。

「犬も歩けば棒に当たる」。
これは、とにかくいつも落ち着きなくソワソワしてろという意味ではない。
しんどいとき、苦しいときこそ手を出せ、という意味。


これは「量質転化の法則」とも言われますね。
一定量を超えた時に質向上に転換する。

ただし漠然と何も考えずに量をこなしているだけでは、
質への転化は生まれないでしょう。

例えばゴルフならば、我流で練習量をこなすのではなく、
正しいフォームやプロのフォームを真似しながら量をこなす。

またはどうしたら遠くに飛ばせるか、まっすぐ飛ばせるか、
自分の頭で考えながら、量をこなす。

こういった量を積み重ねることで
ある時に質へに転化されます。

「なかなか成果が出ないんです」と悩んでいる方。

よくよく聞くと、そもそも量が少ない。

正解にたどり着くまでの手数が少ないように感じます。

「量質転化の法則」

自分の仕事に活かしましょう。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


過去、十方よし.TVに出演いただいた
おおこうち内科クリニック様が
本日23:06からのカンブリア宮殿にご出演されるそうです。

以前もご紹介しましたが、
患者のご家族が手術を見学できたり、
健康診断の結果を即日に発行できたり、
クリニックに不満を持っていた課題を1つずつ
改善されてきました。


医療業界のクライアントさんもいますが、
やはり医療業界独自の非常識が今もなおあります。

昔からの地元クリニックがあれば
「近隣にオープンするな!」という圧力が団体からあることも。

なかなか他業界のような「自由競争」が
成り立たない側面もあります。


おおこうち内科クリニックさんも
「異端児」扱いをされてきたわけですが、
様々な第三者機関が発行する賞を受賞することで、
取り組んでいることが証明されるようになってきました。



また開業医さんがぶつかる壁は
なんといっても組織マネジメント。

医療技術の探求には興味・関心が高い。
一方で「経営」には疎い方が一定数います。

医療サービスの質は、医師一人が提供してるわけではないので、
長い目で見ると患者が減っていくという現象が
見られてしまいます。

医療技術に関して、最先端の
知見を含めて
たゆまぬ努力を重ねること。

医療経営によって、設備・サービスの質を安定させること。

両輪が必要です。



働いているスタッフの方が
大河内院長を慕っている様子も伝わってきます。

院長を中心に「チーム」になっているクリニック組織を
見られることは他社では稀です。

クリニックの改革は“たった一人”から始まった。

ぜひカンブリア宮殿をご覧になっていただき、
自社にご活用いただければ。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


十方よし.TV9月号のゲストは、
オーダースーツSADAの佐田社長。

19,800円~というオーダースーツで
業界に旋風を巻き起こしました。

信頼度や知名度を上げるために、
自社のスーツを着て、
東京マラソンに出たり、富士山を上ったり、
スキージャンプに挑戦したり。

「おもしろい社長がいる」と
メディアに多く取り上げられています。

興味深いのが、
株主の一族として責任を取り、
一度会社を去ったのに、
また会社に戻ることになったという経緯。

「火中の栗を拾う」とはまさにこういうことで、
会社が危険な状態でありながら、
あえて会社に戻りました。

危機的な状況であるときに、

「会社を再建できるなんて思っていません。
真田幸村のように、最後までいかにあがけるか。
再建しようと思っていたら、とてつもない数字なので、
心が折れていたと思います。」
 

「おじいちゃんが言っていた
“迷ったら茨の道を行け”という言葉を思い出しました。
もう一あがきすることで、
天国にいったおじいちゃんに褒められるような気がした」


こんなことを言われていました。

“迷ったら茨の道を行け”

この真意はおそらく

「心の底ではどちら選択が正しいか、
 本人は分かっている。
 そして正しい選択肢の方が苦難が多い。
 そこにはいばらの道が待っている」


ということかと思います。

正しさと自分の弱さが戦って、
多くの場合、「自分の弱さ」が勝ってしまう。

本当に正しい選択肢は何なのか、
向き合いたくないのだと思います。

「迷ったら茨の道を行け」

自分への戒めとして、心の中に留めておきます。