~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~ -19ページ目

~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


十方よし.TV 6月号のゲストは
谷川クリーニングの谷川社長。

茨城県と千葉県にクリーニング直営13店舗、
コインランドリー直営1店舗を運営されています。


「ルールや仕組みを作らない。組織図もない」

一見、変わった企業の様に見えるかもしれません。


これでどうして会社が運営できるのか?
不思議ですね。


当時は他社と同じようにルールや仕組みで
組織をマネジメントしていました。

事業計画書を作ったり、
作業・接客マニュアルを作って研修を実施したりと。


しかし谷川社長には違和感があったそうです。

「本当にこれでいいのかな?」と。


お父様との不仲から、心も疲弊しきっていた。

ある方との出会いをきっかけに、
お父様との関係性を改善しようします。

自ら挨拶をし、自ら変わることを選択しました。


それに伴い、
スタッフとの関係性も変化していきました。


「関係性があればルールや仕組みはいらない」


谷川クリーニング様は一つの生命体の様に、
チームプレイで仕事が流れていきます。

そして仮に問題が起きても、
「役割や責任」などと言っていないで、
指示がなくても、それぞれが動いていくのです。


谷川社長は「良い関係」とは何か?
を自問自答します。


良い関係とは、「プラスマイナス0の状態」?

つまり「もめ事がない」「ケンカがない」
「無関係な状態」

これが「良い関係」なんだろうか?と。



「プラスマイナス0の状態」をゴールに置くならば、
できるだけ相手と関わらないようにする。


関わらなくなったから、もめ事がなく
いくらか平和になったと感じるかもしれませんが。

相手と関わらないことで、
些細なことで疑心悪鬼にもなることはなくなりません。


谷川社長はお父様と
「プラスマイナス0の状態」ではなく、
「プラスの関係」を築きたいと考えた。

そして自分の言動を変えていきました。


私たちは、仕事やプライベートで
人間関係に悩みます。

もめ事があると、
「プラスマイナス0の状態」をゴールに置く。



それはそれで構いませんが、
谷川社長の様に、本当は「プラスの関係」を築きたいと
心の中で思っているならば、
ゴール設定を変更しなければなりません。


「もめ事がない状態」を目指すのか。
「信頼し合える状態」を目指すのか。



ゴールをどこに置くのかで、
私たちの振る舞いは変わっていきます。
 

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


昨年に引き続き、洞爺湖まで行き、
循環型農法を実践する佐々木ファームで研修を受けてきました。

今回も学びの多い2日間でした。


人材育成とはどうあるべきか、
改めて自身のスタンスを再確認できました。


「野菜を育てるのと人を育てるのは違う」と
怒られそうですが、
共通している点はあると思います。


綺麗な野菜を作るために、
農薬を使い虫に食べられないようにする。

有機肥料を使い、十分に栄養を取らせて
十分な大きさの野菜が取れるようにする。

どちらもスーパーの店頭に並び、
手に取って購入してもらうには必要なことだと思います。


佐々木ファームの野菜を食べると、
本来の野菜が持っている生命力のようなものを感じます。

人間がおぜん立てしすぎてしまうと、
野菜が本来持っている生命力を発揮せずに
終わってしまうのではないか?
と思います。


自分で何もしなくても、
周りからの害虫を駆除してくれて、
栄養を与えてもらえる。

これでは「生きよう」とする遺伝子に
スイッチが入らない。


根を地中深くまで張り、栄養を求める野菜は、
「生きたい」という意思の表れなのかもしれません。


与えすぎず、整えすぎず。
主体的な意思を育む。


人材育成のセオリーとも言えます。
 

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


東京都知事選が間もなく行われます。


東京都の財政状況は非常に良く、
予算規模はスウェーデン並みと言われているそうです。

東京都で事業をやっていると、
東京都の恩恵を受けていることもあります。

優秀で膨大な都職員もいるので、
様々な施策の実行度も期待できるでしょう。


私たち都民は、知名度や印象で投票している感が
どうしてもありますね。

都知事がどのような公約を当時掲げていたのか?

最近振り返りをしたら、
私は2~3つくらいしか覚えていませんでした。


7つのゼロを掲げて、
27項目の課題解決アクションを提示。


1.都道電柱ゼロ
2.多摩格差ゼロ
3.待機児童ゼロ
4.介護離職ゼロ
5.残業ゼロ
6.満員電車ゼロ
7.ペット殺処分ゼロ



ビジネスでは目標と実績を見て振返りをする。
そして次の目標を立てる。

つまりPDCAを回すことが基本ですが、
CAが疎かになりがちです。



この都政も同じなのでは?とも思います。


公約と達成状況を振り返って、
何ができていて、何ができなかったのか。
自ら振返りをする機会、つまりCAです。


今回掲げた公約は、
スローガンとしては頭に残るものもありましたが、
具体的な内容がイメージできないものもありました。

達成基準が曖昧で、判定そのものが難しいものも。

かっこよくカタカナを使っていて
定義がイマイチよくわからなかったり。


この辺りは、ビジネスでも目標と計画を作るときに
気をつけたいものです。


実際に施策を実行してみないと
障害が見えてこないこともあります。

ですからすべての公約を達成度100%は
現実的に難しいとは思います。

しかしどこまでやれたのか、
検証結果はしてもらいたいですね。



そうしないと、実現できなくても
魅力的な公約を掲げた人が得をするという
現象が起きてしまうので…。


7月の都知事選の結果が楽しみです。

 

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


先日、当社は創業から10周年を迎えました。

これまでたくさんの方のご支援とご協力に
感謝を申し上げます。

ありがとうございました。

そして11年目を迎える今期、
新しい事業にも意欲的に挑戦していきたいと思います。


10年を振り返れば、
上手く行ったことも上手く行かなかったこともあります。


自分なりの
経営の原理原則が見えてきたような気がします。


1 起きた事柄の捉え方を柔軟に

ネガティブな出来事が起きると、
精神的に落ち込みますし、引きずることもあります。

重要なものを「失った」と思われた出来事から、
実は新たに「得られた」ということがあります。

一喜一憂せずに、どのように捉えられるか。



2 持続的・中期的な目線で

意思決定をする際に、どうしても
現状において、損か得かで判断してしまいがちです。

そうではなく、
持続的な成長や継続的な関係性を作れる意思決定なのか。

また短期でなく、中期で見た場合に、
正しい判断なのか。

意思決定の視点や視座に
注意する必要がありますね。

そのためにも資金的も精神的にも
常に「ゆとり」を持つ努力が必要です。



3 会社は経営者の心の反映

大企業は別にして、中小企業であれば、
経営者の人間観や価値観が意図しなくても
会社経営のあらゆる所に反映されます。

経営者は自分の内面とも向き合うことが必要ですし、
自分を変えるところから始めなければなりませんね。


他にもありますが、
「釈迦に説法」のような話ですが
本日は3つ程度、ご紹介しました。
 

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。


十方よし.TV5月号のゲストは、
マザーハウスの山崎副社長。


前回の続きのお話です。


創業当時から、

「途上国から世界に通用するブランドを作る」

というミッションを掲げています。


これは言葉にするのは簡単かもしれませんが、
実現するのは相当難しいことです。


2006年のバングラデシュでバック製造を
始めましたが最初は不良品多数。


なかなか日本の高品質の基準に
適合できなかった。


アパレルメーカーの一部は、
先を見据えて中国から東南アジアに
生産拠点を移す動きがありました。


しかし手作業の工程が発生するものであれば、
その基準をクリアできず、
現地で高品質なものを作ることが困難だった。

なかには諦めて撤退した企業もあるとか。


マザーハウスはそれをしなかった。

あくまで現地の雇用を守り、
現地の生活を支えることを選んだ。



日本での不具合を現地の職人へ
フィードバックする。


またバングラデシュから職人を日本に呼び、
日本の購入者と触れあう機会を作る。


「この人たちのため、いいものを作ろう」


直に会うことで、
彼・彼女たちはそのように思ったはずです。


そして今では高い意識と技術をもった職人が
多数揃うようになった。


それにともない品質も向上。
販売数も向上。
現地の彼・彼女らの生活水準も向上していく。


マザーハウスは、第二の家という意味もある。
彼・彼女たちにとって、「第二の家」のような
存在でありたいという思い。


生産力が低いから、人件費が上がったから。

そんな理由で生産拠点を移さないだろう。

「第二の家」なのだから。



こんな会社が日本からもっと誕生してほしい。
そのように願っています。