こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
「空腹は最高の調味料」
という言葉を聞いたことがありますか?
空腹時には、どんな食べ物でも、
いつも以上に美味しく感じられる。
そんな意味のことわざです。
つまり、料理そのものだけではなく、
「空腹」という状態が、
食べ物を美味しく感じさせる大きな要因になるということです。
この話を聞いたとき、
「セミナーや研修も同じだな」
と思いました。
・参加者の問題意識が高い=空腹である
・学びを美味しく感じる=インプットの吸収度が高い
ということです。
私自身、受講者の立場でも、
このことを実感した経験があります。
以前、当社でも
「カスタマーハラスメント」の問題について、
頭を悩ませていた時期がありました。
そこで、他の予定をずらしてでも、
あるカスタマーハラスメントの講座に申し込みました。
もちろん、講座は真剣に聞きました。
さらに研修終了後には、
講師をつかまえて個別に相談までしました。
「何とか問題を解決したい。」
「そのための道筋が欲しい。」
私は答えやヒントに
「飢えていた」のだと思います。
私以外にも、同じように
真剣に講師の話を聞いている受講者が何人かいました。
おそらく講師の方も、
その場に大きな「やりがい」を感じていたのではないでしょうか。
一方で、もし私が、
「一般知識として、最近話題のカスタマーハラスメントについて知っておこう」
くらいの動機で参加していたら、
同じ内容でも、吸収度はまったく違っていたと思います。
セミナーや研修を
「有意義だった」
と感じるかどうか。
もちろん、コンテンツの質は重要です。
しかし、それだけではありません。
参加者がどれだけ「飢えているか」。
これも、学びの効果を大きく左右するのではないでしょうか。
研修で多くの学びや気づきを得る人には、
一つの共通点があります。
それは、
実践している人であること。
そして、
実践する中で壁にぶつかり、
何とか乗り越えようともがいている人であること。
そんな人ほど、
研修で得られる知識やアドバイスを
「美味しい」と感じるのだと思います。
だからこそ、私たちがリーダーであるなら、
「研修を受けさせれば、人は成長する」
と考えるだけでは不十分なのかもしれません。
その前に、
実践する機会を与える。
責任を持たせる。
そして、簡単には解決できない壁にも
挑戦させる。
その経験によって生まれた
「もっと知りたい」
「どうすれば解決できるのだろう」
という問題意識こそが、
学びに対する「飢え」になります。
空腹のときほど、
食事は美味しく感じる。
同じように、
「知りたい」と飢えているときほど、
学びは深く吸収される。
研修の効果を高めたいのであれば、
研修の内容だけではなく、
「受講者が何に困り、何を求めているのか」
にも目を向けてみてはいかがでしょうか。