『ひらめきは偶然ではなく、習慣である』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。

私が新入社員の頃、上司からこんな課題を出されました。

「休日に繁盛している店を見かけたら、
なぜその店が繁盛しているのか、自分なりに分析しなさい。」



当時は、
「休日くらい仕事のことは忘れたいな」
と思ったものです。


しかし、この課題のおかげで一つの習慣が身につきました。
それは、日常の中で「なぜ?」と考えることです。
今でもその癖は抜けません。

でも振り返ると、アイデアを生み出したり、
新しい情報を見つけたりする上で、
とても役立つ習慣だったと思います。


これは心理学でいう「カラーバス効果」とも関係しています。

カラーバス効果とは、
意識しているテーマに関する情報が、
自然と目や耳に入りやすくなる現象です。


人は毎日膨大な情報を受け取っています。
しかし、脳はすべてを処理できません。

そこで、自分にとって重要だと認識した情報を
優先的に拾い上げるようになります。

つまり、何を意識するかによって、
見える世界が変わるのです。


私も一日研修を担当するときは、
受講者の皆さんに最初に

「今日、あなたが解決したいテーマは何ですか?」

と考えていただくことがあります。


例えば、
「部下育成」
「コミュニケーション」
「業務効率化」
などです。

テーマを決めるだけで、講師の話だけでなく、
他の受講者の発言からも、
自分に必要なヒントを拾えるようになります。


これは日常生活でも同じです。

例えば、
「今日は"効率化"という視点で一日を過ごそう。」

そう決めて昼食を食べに行ったとします。

人気の食堂には行列ができています。

店内では店員さんが、
「お水をお願いします。」
「ご飯をおかわりしてください。」
というお客様の声に応え、何度も店内を行き来しています。


そんな様子を見ながら、
「お水やおかわりはセルフサービスにできないだろうか。」
「食器を返却口まで運んでもらえば
回転率が上がるかもしれない。」

「注文の多いメニューに絞れば、
調理効率はもっと上がるのではないか。」

そんな発想が自然と浮かんできます。

もし「効率化」というテーマを持っていなければ、
「美味しかった。」
それだけで終わっていたかもしれません。

アイデアマンと呼ばれる人は、
会議室で突然ひらめいているわけではありません。

日常生活の中でアンテナを立て、
さまざまな場面からヒントを集めています。
その積み重ねが、新しい発想につながるのです。


仕事を始める前に一つだけテーマを決めてみてください。

「今日は何を学ぶか。」


その問いを持つだけで、
いつもの景色が少し違って見えてくるかもしれません。