『「いい人」が最も疲れてしまう理由』 | ~100年企業を目指して~理念浸透と人材育成の教科書~

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100年続く会社の生存率を考えると奇跡に近い。1代の経営者で終わらず4~5代の経営者がバトンを繋ぎ続ける。そこに何かロマンを感じますね。どんな秘密があるのか。経営の量ではなく、経営の質に拘ったコンテンツをお送りします。

こんにちは。

理念浸透コンサルタントの松本です。

 

皆さんの職場に、
「本当にいい人だな」
と思う方はいませんか。


自分のことよりも、いつも周りを優先する人です。

例えば勤務シフトでは、
「みんなの希望を先に入れてください。私は残った日で大丈夫です」
と言う。


仕事が終わる頃には、
「ここは私がやっておくから、先に帰っていいよ」
と自然に声をかける。


そんな姿を見ていると、
「本当に優しい人だな」
と感じます。

本人も、
「周りが喜んでくれるなら、それで十分」
と思っていることが少なくありません。

しかし、その優しさが当たり前になるとどうでしょうか。
周囲は少しずつ慣れていきます。

「あの人なら引き受けてくれる。」
「お願いすれば断らない。」


そんな空気が生まれ、いつしか優しさに甘えるようになります。

自己犠牲を伴う貢献は、一時的には感謝されます。
やりがいも感じるでしょう。

しかし長い目で見ると、
「枯渇」
を招くことがあります。

心も体も少しずつ疲れ、
意欲も余裕も失われていく。

すると、貢献そのものが喜びではなく、
「やらなければならない義務」へと変わってしまいます。

さらに、もう一つ怖いことがあります。

それは、
「隠れた期待」
です。

「これだけ頑張ったのだから、少しくらいは分かってほしい。」
「これだけ支えたのだから、今度は助けてほしい。」


そんな期待が心のどこかに生まれます。

もちろん、その気持ちは自然なことです。

しかし、相手が期待どおりに応えてくれないと、
「裏切られた」
「大切にされていない」

という失望につながることもあります。

だからこそ、
持続的な貢献には順番があります。

まずは、自分自身を満たすこと。

よく、
「自分のコップを満たし、あふれた分を人に注ぐ」
という表現があります。

自分を大切にすることは、決して自己中心的ではありません。
むしろ、長く人に貢献するために欠かせない土台なのです。

周囲を優先する人ほど、
自分のことは後回しにしがちです。

だからこそ、そんな人にこそ伝えたい。
「まずは自分を大切にしてください。」

自分が満たされてこそ、
その優しさは無理なく、長く、
周りの人を支え続けることができるのです。