こんにちは。
理念浸透コンサルタントの松本です。
皆さんの職場に、
「本当にいい人だな」
と思う方はいませんか。
自分のことよりも、いつも周りを優先する人です。
例えば勤務シフトでは、
「みんなの希望を先に入れてください。私は残った日で大丈夫です」
と言う。
仕事が終わる頃には、
「ここは私がやっておくから、先に帰っていいよ」
と自然に声をかける。
そんな姿を見ていると、
「本当に優しい人だな」
と感じます。
本人も、
「周りが喜んでくれるなら、それで十分」
と思っていることが少なくありません。
しかし、その優しさが当たり前になるとどうでしょうか。
周囲は少しずつ慣れていきます。
「あの人なら引き受けてくれる。」
「お願いすれば断らない。」
そんな空気が生まれ、いつしか優しさに甘えるようになります。
自己犠牲を伴う貢献は、一時的には感謝されます。
やりがいも感じるでしょう。
しかし長い目で見ると、
「枯渇」
を招くことがあります。
心も体も少しずつ疲れ、
意欲も余裕も失われていく。
すると、貢献そのものが喜びではなく、
「やらなければならない義務」へと変わってしまいます。
さらに、もう一つ怖いことがあります。
それは、
「隠れた期待」
です。
「これだけ頑張ったのだから、少しくらいは分かってほしい。」
「これだけ支えたのだから、今度は助けてほしい。」
そんな期待が心のどこかに生まれます。
もちろん、その気持ちは自然なことです。
しかし、相手が期待どおりに応えてくれないと、
「裏切られた」
「大切にされていない」
という失望につながることもあります。
だからこそ、
持続的な貢献には順番があります。
まずは、自分自身を満たすこと。
よく、
「自分のコップを満たし、あふれた分を人に注ぐ」
という表現があります。
自分を大切にすることは、決して自己中心的ではありません。
むしろ、長く人に貢献するために欠かせない土台なのです。
周囲を優先する人ほど、
自分のことは後回しにしがちです。
だからこそ、そんな人にこそ伝えたい。
「まずは自分を大切にしてください。」
自分が満たされてこそ、
その優しさは無理なく、長く、
周りの人を支え続けることができるのです。